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巨大な赤鬼が跋扈する!モチーフは昔話、足立区の舎人いきいき公園

公園の遊具、誰しも子供の時に夢中になって遊んだことがあると思います。

月日が経って大人になると、子供のときに遊んだそれらの遊具とは疎遠になり、関係するとしても自分の子供を遊ばせるくらいで、自分自身が遊具で楽しむということはなくなっていくというのが一般的であると思います。

しかし、大人になって改めて遊具を見てみると、子供のころ遊んだ遊具がその時とは別のおもしろさを帯びて私たちの前に立ち現れてくることがあるのです。

今回はそんな素敵な遊具が存在する、舎人いきいき公園について紹介します。

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目次

巨大な赤鬼は口をあけて

今回紹介する珍スポットは、大都会・東京足立区の住宅地にあります。

舎人は”とねり”と読み、昔は高貴な人に使える人のことを指す意味もあったそうです。

東京だと駐車スペースに何かと苦労することが多いため、この日はオートバイではなく、公共交通機関のJR西日暮里駅から日暮里・舎人ライナーに乗り目的地へ向かいます。

20分程度乗車すると、終点の見沼代親水公園駅に着くのでここで下車します。

見沼代親水公園駅から徒歩8分ほど西へ進んで住宅街を抜けていくと、今回の目的地「舎人いきいき公園」に着きました。

公園の入り口には2本の木に、公園名が記載された看板が高々と掲げられております。

電車に乗っていたのと暑い中歩いてきたので若干疲れを感じていましたが、間髪入れず公園の中へ入っていきます。

∑(๑ºдº๑)!!

公園入口に入ると左前方に見えてくるあの赤い物体、あれはひょっとして鬼?

周りの物体と比較してもかなりの大きさであることがわかります。

大の大人と遊具という不釣り合いな関係をよそに、おそるおそる赤い物体に近づいていきます。

間違いありません。遠くから赤く見えた物体は巨大な赤鬼滑り台でした。

大人の身長を優に超える大きさですごい迫力です。

加えて、白く尖った角や大きく見開かれた3つの目、太い黒眉毛、巨大な鼻、リアルに刻まれた顔の皺、牙が生えて大きく開かれた口などが、その迫力に拍車をかけています。

片方の手には大きな金棒、もう片方の手はまるで地面をバーンッと叩くような平手です。

大きく開けた口から出ているのものは滑り台。ということは入口もどこかにあるはず。

被写体を見ると様々な角度から対象を撮影したくなるのが筆者の性分。入口探しも兼ねて鬼を観察していきます。

こちらは鬼から見て右斜め前方。こちらの角度からの観察もまた一興。

よく見ると耳にピアスのようなものをしています。

こちらは右方向より撮影。大きいだけでなく、それなりの厚みがあることが見てとれます。

また、巨大な赤鬼がマンションと一緒に写っているというのは、異質な赤鬼滑り台が現実から隔絶したものではなく、現実の延長線上にあるんだとも感じられます。

こちらは左斜め前方。腕には筋肉、手には関節や血管がかなりリアルに表されていますね。

鬼の左方より。肩の筋肉もこれまたすごし。

滑り台がなんだか鬼の舌のようにも見えてきました。

また髪の先がそれぞれ若干上がっているのも、かなり細かい作りです。

こちらは後方。滑り台の入り口を発見です。暗くてよく見えないため、恐る恐る近づいてみます。

中は暗く階段になっていて、若干怖いような。。

滑り台を滑るとき、毎回子供はこの空間を通っているのですね。子供は恐れ知らずということでしょうか。。

一種、大仏の胎内巡りと似たような印象を受けるかもしれません。

この鬼の内部を通って滑り台を滑ったあとの自分は、生まれ変わっている的な。。

昔話をモチーフに

この巨大な赤鬼滑り台が存在する公園。どうやら日本の昔話をテーマにしているようです。

公園の案内板には、「日本昔話の舞台~にぎわいの公園~」という説明がありました。

なるほど、ではあの赤鬼滑り台もなんらかの日本話をモチーフに作られているようですね。

昔話で鬼と行ったら、やはり日本の代表的な昔話、桃太郎でしょう。

そう思い公園内を散策すると、桃太郎関係の作品が2つほどありました。

トイレの壁画には、桃太郎の話の一場面がありました。

川からどんぶらこ、どんぶらこと流れてくる大きな桃。

はるか彼方から川が谷を幾度も通ってくるような立体感がいいですね。

絵に少し幼さを感じるあたり、おそらく近所の小中学生あたりが描いた作品ということでしょう。

こちらは、トイレのもう片方側の壁の絵になります。

海に不気味に浮かぶ、鬼が笑みを浮かべたような島は鬼ヶ島。

カモメがあたりを飛んでいますが、カラスなどのほうがより不気味さが出そうです。

手前のぎこちなく描かれた松は、またどことなくおもしろい印象を受けます。

しかし、公園内には巨大な赤鬼滑り台があるのに、肝心な正義の味方の桃太郎の遊具は見当たりません。なぜでしょうか。。

桃太郎から打って変わって、こちらはカチカチ山のタヌキとウサギ。

薪を背負ってカチカチ山を登っていく場面です。

ぽっこりとお腹が膨らんだたぬきは、楽しそうに微笑んでいます。

これからウサギの放火による背中の薪炎上という、過酷な運命が待ち受けているとも知らずに。。

こちらはこれからタヌキの薪に放火しようとするウサギ。

タヌキとは異なり、口元は笑っているようで赤い目は笑わず見開かれているのが不気味です。

これから凶行に及ぼうというウサギの心境が顔に出ているようです。

こちらはタヌキとウサギを後方から見た写真。

タヌキとウサギが不用意に落としているためなのか、薪がかなり後方まで伸びていっています。

近くにいた子供は薪の上を滑って遊んでいました。どうやら滑り台的な存在であるようです。

続いて、海の生き物を遊具を見ていきます。

こちらは浦島太郎を竜宮城に連れていくベンチ上のカメ。

海中から頭を出した魚と海中に頭を入れた魚。

普通に考えたら二匹で別物の魚と思いますが、実は海中で一続きの魚という説も考えてしまうのは筆者だけでしょうか。

魚介類ということで、こちらも浦島太郎関係ということにしておきましょう。

エイということでこちらも浦島太郎の魚介類。

しかし、魚介類以外に肝心な浦島太郎・乙姫・竜宮城など、その他の浦島太郎関係のものはないようです。なぜでしょうか。。

こちらはアスレチック的な遊具。

右上の方には不気味に笑った顔が浮かんでいますが、こちらは鬼ヶ島のイメージでしょうか。

こちらにも滑り台がありますが、赤鬼滑り台、カチカチ山の薪滑り台と、滑り台が多い公園ですね。

ブランコは特に昔話と関係なく、どこの公園にもありそうなデザインでした。

もうなくなってしまった遊具も

筆者としては赤鬼滑り台だけでとても満足のいく公園でした。

しかし、やはり赤鬼滑り台の存在に対する桃太郎の不在や、魚介類の存在に対するその他の浦島太郎関係の遊具の不在が気になりました。

帰宅してインターネットで検索すると、この巨大な赤鬼の滑り台のすぐ近くに、桃太郎の桃が置いてある砂場、竜宮城を模した遊具なども過去にはあったようです

しかし、筆者が訪問した日にはそれらの遊具はなくなってしまっていました。おそらく撤去されたのではないかと考えられます。

諸行無常とはこのことか。今後、巨大な赤鬼滑り台が撤去される可能性もゼロとは言えないため、興味がある方は早めに訪問することをおすすめします。

また、子供たちが遊んでいるとじっくり遊具を観察したり、写真撮影するのは難しいため、朝早い時間帯など、人出が少ない時間帯などに行くのがよいかもしれません。

(あくまでも公園なので、子供たちが遊ぶのを第一に!)

何はともあれ、筆者としてはなんでこんな遊具を作ったんだと思ってしまう、非日常的な巨大赤鬼滑り台だけでも見どころあると思います。

大人になって感じる公園遊具のロマン、興味がある方はぜひ舎人いきいき公園へ!

訪問日:2022年8月13日

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