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大量の招き猫で呼びおこすワンダー!招き猫の発祥、世田谷区・豪徳寺

普段、我々の生活の中に慣れ親しみ溶け込んでしまっているような事物はたくさんあります。

そのように日常の中に埋没してしまった事物は我々になんら感情を呼び覚ますことはなく、時にはあまりにも当然視されて認識の埒外となってしまっています。

しかし、普段見慣れたものでも、これでもかというほど大量・バリデーション豊かに並ぶと、我々の心にワンダーを呼び覚ますことがあるのです。

今回は、そのような例の1つとして、招き猫発祥の地の1つとされる豪徳寺について紹介します。

目次

彦根藩主井伊家ゆかりのお寺

今回紹介する珍スポットは、大都会・東京の世田谷区にあります。

この日は、都心から半蔵門線に乗って三軒茶屋で東急世田谷線に乗り換え、宮ノ坂駅で下車します。

徒歩5分ほど歩くと、目的地の豪徳寺に到着しました。

山門はすごく立派で由緒ある雰囲気がありますね。

なにせ、あの桜田門外の変などで有名な井伊直弼を輩出した彦根藩主井伊家とゆかりのあるお寺だそうです。

井伊家の菩提寺ということで、お寺には井伊直弼はもちろん、井伊家代々のお墓もあるということです。

境内全体の地図は上記のようになっています。

境内の左のほうに『招福殿「招き猫」という場所があり、その横には招き猫の絵も描かれていて、普通のお寺にはない何かがあることを予感させてくれます。

その前に、まずは本堂の御本尊様をお参りしましょう。

さすが、あの井伊家ゆかりのお寺というだけあって、本堂もまた立派な外観。

念仏を唱えてお祈りします。

いざ、招福殿へ

本堂をお参りした後は、いよいよ地図上で確認したあの「招福殿」へ参ります。

招福殿の入口前にはうわっと、早速招き猫の像がありました。

像の下の台座には「招福猫児」と書いてありますが、台座側面には上記のような鉄製の説明板がありました。

「招福猫児」と書いて、”まねきねこ”と読むそうです。

この説明をによると、かつて彦根藩主井伊家の城主がお供のものを連れて鷹狩へ出かけようとしていたところ、豪徳寺の門前の猫が招いている素振りを見せているので、寺に入り休憩していました。

すると雷鳴を伴った夕立がありましたが、寺に滞在していたおかげで危うく難を逃れることができ、それをきっかけとして、やがて豪徳寺は井伊家の菩提寺となったということでした。

そして、豪徳寺の和尚はこの猫に大変感謝し、猫のお墓を作って冥福を祈り、後世この猫の姿形を作って、「招福猫児」として称えて崇め祀るようになったということです。

これが一説には招き猫発祥の地とされる豪徳寺のエピソード。

招き猫は取ってつけたようなものではなく、井伊家のゆかりと大きく関係した由緒あるものなのですね。

豪徳寺の招き猫の歴史を感じつつ、招福殿の区画に入ります。

一見、どこのお寺にもありそうな真面目な建物に見えます。

しかし、異変は建物横から始まっていたのでした、建物から向かって正面左の方へ入っていきます。

建物横の招福猫奉納所と書かれたスペースに、なにやら白い物体がたくさんあるようです。

おそるおそるその白い物体に近づいていきます。

∑(๑ºдº๑)!!

なんとっ!建物横にある白い物体は、この豪徳寺にゆかりある招き猫が大量に置かれたものでした。

ポーズはすべて同じながらも、大小サイズ様々なバリデーションです。

普段1匹なら見慣れた招き猫も、こうして大小様々に集まると不可思議な光景が繰り出されるのですね。。

しかも上記写真はまだ一番手前の棚に置かれているもの、棚はまだまだ他にもあります。

手前から2番目の棚、こちらもまた大量に招き猫が置かれています。。

一番奥の棚、こちらが一番数が多そうです。

ちょっと近づいてみると、呼び覚まされるワンダーランド。

角度を変えるとまた一興。これだけの数があれば嫌でも福が招かれそうですね。

そして、今まで見てきた棚の向かいにも、また大量の招き猫。

果たしてこのお寺に招き猫は何体あるのでしょうか。

夢はまだまだ終わらない

今まで見てきたのは招福殿の区画のものでしたが、大量の招き猫は区画内だけでは終わりませんでした。

建物裏に回ってみると、そこにはまた目を疑うような光景が。。

∑(๑ºдº๑)!!

出ました!建物裏にもまた大量の招き猫、夢はまだまだ終わらない!

左側の棚にずらーっ!

右側の棚にずらーっ!

大量です、あまりにも大量すぎます。招福殿の区画にあった招き猫の数にも勝る光景です。

個性のある招き猫

このように同じポーズをとった招き猫も、冷静に一つ一つ観察していくとおもしろいものです。

まずは小さい招き猫から。

可愛い!これは可愛いすぎる。

普通の招き猫も可愛いですが、こちらは小さくなり表情がより単純化されて愛らしさが増しています。

よく見ると、2体を1つにまとめるように紐で巻きつけられたものがありました。

夫婦仲が良いことを願ってということでしょうか。。

ちゃんちゃんこのようなものを羽織っている猫。ひとりだけずるい。。

願い事が書き込まれた猫、これで合格すること間違いなし!

下の方には煤のようなもので汚れてしまった猫ちゃんまでいました。。

置物以外にも招き猫

さらに、豪徳寺の招き猫は置物にとどまりません。

筆者の性分、お寺にはお決まりの絵馬を見ていきましょう。

寅と招き猫

猪と招き猫

鼠と招き猫

丑と招き猫

なんと、十二支が廻ろうとも招き猫はずっと絵馬の主役の座を占めているのでした!

参詣した人まで絵馬に招き猫。

招き猫の自販機。

普通の招き猫より表情可愛らしく描かれた猫の立て看板。

裏もまた良い!!

普段一匹なら見慣れている招き猫も、ここまで集まる大量・様々なバリエーションで集まると、日々の生活では忘れてしまっているワンダーが呼び覚まされます。

招き猫から感じるロマン、興味がある方はぜひ豪徳寺へ!

訪問日:2022年8月12日

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