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三河工芸ガラス美術館、幻想的な作品と場違いなてっぽう展示館とは?(愛知県西尾市)

ガラス。窓にはめ込まれているものを初めとして、我々の身近にあって生活の利便性を向上させると同時に、様々な美術工芸作品として制作され、人々に鑑賞されてきたという歴史があります。

そのようなガラス工芸作品が見られる場所であり、かつ珍スポットの古典として扱われてきたのが、三河工芸ガラス美術館。そこにはガラスとは全く関係のない場違いなものが展示されているという噂も…

果たして私たちはそこでどのようなものを見ることができるのでしょうか?実際訪に問した記録をもとに、当施設の様子について見ていきます。

改めて考えると、ガラスって本当にいろいろな場面で利用されているのですね。

利便性だけでなく、美しい作品なんてあったら思わず目をひかれてしまうわね。果たして今回紹介する場所はどんなとこなのかしら。

目次

三河工芸ガラス美術館へ!

今回紹介する珍スポット・三河工芸ガラス美術館は、愛知県西尾市の三河湾沿岸地域にあります。この日は自宅の浜松からオートバイで目的地へと向かいます。

目的地へ着くと三河工芸ガラス美術館の案内があり、駐車場には数台の先客がありました。筆者も一区画にオートバイを停車して美術館のあるほうへと向かいます。

美術館のある敷地は白い塀で囲われており、門から入っていくと大変立派な邸宅が建っています。結果的に美術館は別の建物でしたが、美術館の館長などが住んでいるのでしょうか。

敷地内の隅には日本庭園もあり、この場所が大変風格のある場所であることが見て取れます。邸宅や庭園を過ぎて、敷地内を奥の方へと進んでいくと、美術館である灰色の建物が見えてきます。

休日ということもあり、数人の入場待ちの列ができておりました。家族連れやカップル、友人とその客層は様々で、この美術館が幅広い層に人気であることがわかります。筆者も最後尾に並んで順番待ちすることにします。

ちなみにこの美術館の前には、愛・地球博のマスコットキャラクター・モリゾーとキッコロを意図して刈り込まれたと思われる樹木がありました。美術館に入る前からすでに珍スポット感が醸し出されていて、筆者の期待のボルテージはぐんぐんと高まっていきます。

CHECK
  • 三河工芸ガラス美術館は、愛知県西尾市の三河湾沿岸地域に位置している。

いったい美術館のなかはどのようになっているのだろうか。

2階展示室

受付の順番が回ってきて大人料金1000円をチャリーンと支払います。展示室があるのは2階と3階ということで、階段をあがって順番に様子を見ていくことにします。

階段を上がる途中には、テレビの取材を受けた際のものと思われるたくさんの有名人のサインが額縁に飾られており、この美術館がローカルな範囲に収まらず、かなり広い範囲で有名になっていることがわかります。

そして2階展示室の中に入っていくと、まず目に入ってくるのが薄明かりの中に展示されたいくつものガラス工芸作品になります。どれもこれもきれいで美しく、かなり細かい部分まで精巧に作られていてレベルの高いことが見て取れます。

作品自体は大変素晴らしいことこの上ないと思われますが、家族連れやカップル、女性グループでの入場客が多く、野郎一人でこんな美しい作品を見ているのは若干居心地が悪かったです(笑)

巨大万華鏡「スフィア」

進んでいくと、この美術館で大きな見どころの一つである巨大万華鏡「スフィア」が見えてきます。この作品は「生命と宇宙の起源」というテーマで構成されていて、迫力ある映像とともに遥かなる宇宙の旅へと誘ってくれるということです。

万華鏡は一般的には覗き込んで見るものですが、この万華鏡が大変特徴的なのは覗き込むのではなく、中に入って見るというところです。美術館で人気のアトラクションということもあって何人もの方が並んでおり、筆者も列に並んでようやく順番が来ると、そこには驚愕の光景が待っているのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

万華鏡内部に入ると、そこに広がっているのは何とも幻想的な色とりどりの世界。まるで宇宙船が発射するかのような効果音やBGMが流れ出し内部の万華鏡が回転を始めるのです。時間としてはそれほど長くはなくあっという間で終わってしまいますが、それでも強烈なインパクトがあり、見る者の記憶に鮮烈に焼き付くこと間違いありません!

長さ7.3m、幅3.1m、高さ2.55mと非常に大きなものとなっており、かつては世界最大の万華鏡ということでギネスブックにも認定されたことがあるということです。(現在では、愛・地球博で世界最大の万華鏡が登場したことによりその座を譲っております。)

彫刻鏡の部屋「四季」

そして巨大万華鏡スフィアと並んで、この美術館の見どころの一つが美しい日本の四季を織りなす草花を彫刻鏡で表現したという彫刻鏡の部屋「四季」となります。こちらもスフィアと同じようにお客さんの列ができておりました。筆者も列に並んで待ち、順番となって部屋の中に入ると、そこにはまたもや度肝を抜かれるような驚きの光景が繰り広げられているのです。

∑(๑ºдº๑)!!

何と部屋の中は四方八方が合わせ鏡となっており、女性のナレーションに合わせて四季折々のきれいな光景が映し出されているのでした…!こちらも何とも幻想的な光景で、まるで異世界にでも入り込んでしまったかのようです。

家族やカップル、友達と来た人はすばらしい思い出になること間違いなしですが、残念ながらむさい男一人できた筆者はまたものやすこし居心地の悪い感じもしました。(笑)

多種多様なガラス工芸作品

巨大万華鏡「スフィア」や彫刻鏡の部屋「四季」以外にも、たくさんの多種多様なガラスの作品が展示されており、入館者は作品の前で作品の美しさや精巧さに見とれているようです。

作品のなかにはタイタニックやローマの休日など、映画のワンシーンまで再現したものがあり、こんなものまで作れるのかとどれもこれも大変技巧の凝ったもので、ガラスであることが信じられないほどでした。

CHECK
  • 2階展示室には、巨大万華鏡「スフィア」や彫刻鏡の部屋「四季」が展示されており、その中ではまるで別世界へと迷い込んでしまったかのような幻想的な光景が繰り広げられている。
  • 上記の2つ以外も多種多様で、大変技巧に凝ったたくさんのガラス作品が展示されている。

たくさんの美しいガラスの作品に思わず心を奪われてしまいそうだわ。

3階展示室

2階を一通り見終えたあと、次は3階の展示室へと上がります。3階の展示室には「てっぽう展示館」と「生活とガラスアート」というコーナーがあるとのこと。

説明によると、てっぽう展示館には「主に男性を対象とした、モデルガン等を展示したコーナー」であり、「銃の所持やモデルガンの普及を意図したものではありませんが、モデルガンを見せるだけでも子供に悪影響があるとお考えの方はこの先の入場はご遠慮ください」と何ともユニークな説明されていて、おもしろいものが見れそうなことを予感させます(笑)

てっぽう展示館

西部劇にでも出てきそうなレンガ造りを模した入口には、「映画とモデルガンで綴るてっぽう展示館」とでかでかと掲げられており、入る前から珍スポットのにおいがプンプンとしております。

まあそうはいっても美術館の主役はガラスなわけで、モデルガンの展示はそんな大規模でもないよね、そんなふうに高をくくっている筆者の予想に反して、そこには驚愕の光景が広がっているのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

まさかここまでだったとは…!なんと部屋の中には、ここがガラス美術館とは信じられないほど、複数のガラスケースの中にたくさんのモデルガンが展示されているのでした。

鉄砲の種類は小型のピストルからごついマシンガン・ショットガンまでとこれまた多種多様。なかにはピストルの弾やサイレンサーやレーザーサイトなどの付属品まで展示されているのでした。

果ては精巧に作られたSWAT部隊の等身大の模型まであり、記念写真コーナーということでいっしょに撮影までできるそうです。あまりのリアルさに思わず恐れ入ってしまいそう…

鉄砲と関係した映画のポスターや「てっぽうおもしろQ&A」なるクイズが壁に貼ってありました。ガラス工芸美術館において場違いなことこの上なしでしょう…

生活とガラスアート

てっぽう展示館の隣には「生活とガラスのアート」というコーナーがあり、部屋に飾るものと思われるガラスの作品がいくつも展示されていました。

てっぽう展示館と異なり、こちらはガラス美術館の一環として見ることができますね。こちらに展示されているものについても、どれも趣向が凝らされていて見る者を惹きつけるような作品となっていました。

自分の部屋にこれらの作品を展示したら、さぞかし日ごろの生活に彩りを加えてくれることでしょう。

CHECK
  • 3階展示室には、「てっぽう展示館」と「生活とガラスアート」の2つの展示コーナーがある。
  • 「てっぽう展示館」には、ガラス美術館には場違いな、たくさんのモデルガンやそれに関連したものが展示されている。
  • 「生活とガラスアート」には、日ごろ生活を送る部屋に飾るような、いくつものガラスの作品が展示されている。

てっぽう展示館の場違いさには思わず驚いてしまったわい。

まとめ

今回紹介した三河工芸ガラス博物館は、巨大万華鏡「スフィア」や彫刻鏡の部屋「四季」などを初めとしたたくさんの幻想的な工芸作品と、場違いなモデルガンとそれに関連するものが展示されているという世にも珍しい場所で、珍スポットの定番として扱われることも多い場所です。

美術館付近の三河湾沿岸には、ほかにもたくさんの珍スポットがあるため、他の珍スポットと併せて訪問しやすい施設でしょう。

また、これまで紹介してきた珍スポットとは異なり、一般受けしそうな作品が多数展示されているため、珍スポファン以外の観光客も大いに楽しむことができると思います。

幻想的なガラス工芸作品と場違いな鉄砲展示館から感じるロマン、本記事で魅了された方はぜひ三河工芸ガラス美術館を訪問してみてください!

まとめ
  • 三河工芸ガラス美術館は、愛知県西尾市の三河湾沿岸地域に位置している。
  • 2階展示室には、巨大万華鏡「スフィア」や彫刻鏡の部屋「四季」が展示されており、その中ではまるで別世界へ迷い込んでしまったかのような幻想的な光景が繰り広げられている。
  • 3階展示室の「てっぽう展示館」には、ガラス工芸美術館には場違いな、たくさんのモデルガンやそれに関連したものが展示されている。
  • 上記以外にも多種多様で、大変技巧に凝ったたくさんのガラス作品が展示されている。

訪問日:2022年3月5日

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