新宿区立あかぎ児童遊園は重なったゾウ2匹のすべり台が特徴的な珍スポットとして知られていて、有名なB級スポット紹介サイトの「BQ B-spot explorer」でもトップページを飾っています。(2022年10月10日現在)

そんなあかぎ児童遊園ですが、実は一般的にはあまり知られていないようです。かくいう都出身の筆者もこの公園を知ったのは、つい最近のことでした。
出身地の珍スポットを知らないというこの恥ずべき状況を打破するために、先日この公園を見学に行ってきました。今回はその時の一部始終をお話しします。

ボク、このゾウのすべり台、知りません。



本当?都民なのにこれを知らないのは大変恥ずかしいことだと思うわ。
今回はそんなあかぎ児童遊園を紹介してくれるそうよ。


場所は閑静な住宅地
あかぎ児童遊園へは、東京メトロ東西線神楽坂駅で降りて徒歩で行くことができます。目的地へはGoogleMapに従い、徒歩5分ほどで到着しました。


駅前とは打って変わり、公園付近は大変閑静な住宅街。新宿という街から連想されるような繁華街のイメージとは対極の雰囲気です。


こちらが公園への入口。知らなければそのまま通り過ぎてしまいそうな家屋間の通路のようになっております。


細い道を抜けると開けた空間に出ました。案内板などの情報だと、どうやらこの場所があかぎ児童遊園ということです。でもおかしい、噂に聞いたような特徴的な遊具など全く見当たりません。私はガセネタを掴まされたのでしょうか…orz



特に変わったところのない、普通の広場のように見えるがのう。。
場所は東西線神楽坂駅の裏にある閑静な住宅街。
重なったゾウ2匹のすべり台
しかし、そのような私の心配は杞憂に終わりました。公園を奥の方に進むと階段があり、下っていきますと、そこには驚愕の光景が待っていました。


∑(๑ºдº๑)!!


これはひょっとしてゾウ…?階段を下りている途中にふと横を見ると、灰色の体色をしたゾウのようなオブジェがじっとこちらのほうを見つめているのです。


なんとつぶらな瞳なんでしょう…!黒い目の中はうっすら白くなっていて、まるで目に生きているかのような輝きが差しているようです。二重になっているのもその可愛らしさに拍車をかけています。


遊具性のないと思われる象牙もきちんと生えていました。細かいところまでこだわって作られているようです。


階段を降りきるとその遊具は全貌を表しました。ゾウは上で見た一匹ではありません、その下にもう一匹いて上のゾウと重なるようにして、2匹のゾウが1つの遊具と化しているのです…!


そう、これは重なったゾウ2匹が織り成す巨大なすべり台なのです。正面から見ると、これまたなんとも奇妙な光景。大学時代に美術館で見たシュールレアリスムの絵画を思い出してしまいました。珍スポットと呼ぶにふさわしい公園です…!


新宿区の公式HPによると、このゾウのすべり台は「この公園の高低差を生かすように設計」されているということ。しかし地形を生かしたといっても、わざわざこのように芸術性の高いすべり台にしたのは天才的な発想だと思います!
しばらくこの場所で遊具を観察していましたが、その間に遊んでいる子供の姿はありませんでした。公園を落ち着いて観察したい筆者としてはラッキーですが(^^;



重なった2匹のゾウさんすべり台によって生み出されるシュールな光景、ステキ!まるで夢の中にいるようだわ。
その他
独創的なゾウの滑り台ばかりに目が行ってしまいがちのあかぎ児童遊園ですが、その他にも公園の付属物があります。






上記のように、ゾウのすべり台ほどの外見的インパクトはありませんが、可愛らしい動物の遊具がありました。「僕たちも忘れないでくれ~」といった声が聞こえてきそうですね(笑)






また円柱状のベンチの上には、これまた可愛らしい歌や遊びについて記載されていました。記憶では、同じ都内の珍スポット、舎人いきいき公園にも同様のものを見た記憶があります。


六角形構造のお手洗いもありました。さらに奥の方には砂場もあります。


さらに奥の方に行くと、公園から道路に出ることになります。今回は階段上から公園に入りましたが、実は反対側にも公園の出入口があるのです。こちらから入った場合は、遠くに見えるゾウさんすべり台に徐々に近づいていくというまた違った楽しみ方ができるでしょう。(笑)


開門時間が記載されていましたが、どうやら24時間空いているわけではなさそうです。実際に公園を見に行く際は閉じていて入れなかったということがないよう、開門時間に注意していきましょう。



この前、朝の6時にポチの散歩に行ったら閉まってたわ涙
まとめ
今回あかぎ児童遊園へ行くことで、都出身者なのに都の珍スポットを知らないという不名誉を払拭することができました!(笑)
問題の重なったゾウ2匹のすべり台が生み出す光景は、一度見たら忘れられないほどシュールでインパクトがあり、一見の価値ありです!


都内の地下鉄駅に近いこともありアクセスがよく大変行きやすいため、他の目的と併せて行くことができるでしょう。
公園のシュールな遊具から感じるロマン、気になる方はぜひあかぎ児童遊園にお立ち寄りを!
- 場所は東西線神楽坂駅の裏にある閑静な住宅街。
- 重なった2匹のゾウさんすべり台によって生み出されるシュールな光景。
- 出入り口は2つある。開門時間には注意すること。


詳細情報
住所 :東京都新宿区赤城下町21
アクセス:東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩5分
開園時間:8時~18時(4月~10月)/8時~17時(11月~3月)
料金 :無料
駐車場 :なし
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