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電車からも見える!鎌倉の街上で優しく微笑む巨大観音・大船観音寺!

首都圏南部に位置する神奈川県には魅力的な観光スポットがたくさんあります。

例えば県南部では、鎌倉の歴史ある古刹をめぐるもよし、湘南の海や富士山を見渡せる江ノ島へ行くのもよし、湘南の海で泳いだりサーフィンしたりするのもよしと、遊ぶ場所に事欠きません。

そんな神奈川県ですが、南部の鎌倉市に非常に特徴的な観音様がいるというのはご存じですか?

今回はそのような観音様がいるという大船観音寺について紹介します。

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目次

鎌倉の街の上から

今回紹介する珍スポットは、神奈川県鎌倉市北部のJR大船駅近くにあります。

この日は都内からJR東海道本線で大船駅まで行きました。

駅内の飲食店で昼食を取ると、駅内の案内に従って目的地を目指します。

駅から続く歩道橋を歩いていると、街中にちょっとした違和感があることに気づきます。

∑(๑ºдº๑)!!

なんと街中の少し小高い山に、なにやら白くて大きなな物体があります。

それはよく見ると観音様で、すぐ近くに「ご供養・ご祈祷は大船観音寺へ」という看板。

そうです、あれが今回紹介する大船観音寺の巨大な観音様なのです。

遠目からでも大変興味を引かれるところがあり、だんだんわくわくしてきました。

早速、大きな観音様のもとへ向かいます。

通りのコンビニ角には「大船観音入口」という看板がありました。案内に従って進んでいきます。

少し歩くと参道入口に着きました。参道は坂になっていますが、観音様目指して登っていきます。

参道を上がると、お寺の山門に着きました。

ここで参拝料を払うようなので、大人300円をちゃりんと奉納し、境内へと進みます。

階段の上で優しく微笑んで

境内を歩いていると以下のような大船観音寺の由緒説明がありました。

この由緒説明によると、観音様は1929年に平和祈願のため地元有志の人たちにより制作され始めましたが、社会情勢や資材不足により、未完のまま工事が一時中断されていたそうです。

そして戦後、曹洞宗の禅師が中心となって協会が設立され、多くの人々からの浄財で1960年に完成したそうです。

その高さはなんと約25m!、幅は約19m!

1900年代と比較的新しい観音様でありますが、長い時間をかけながらも、多くの人々の努力によってこの巨大な観音様が作られたのです。

観音様の歴史に思いを馳せつつ、今現在の観音様のもとへ向かいます。

そして、向かった先にある階段を見上げてみると、、

∑(๑ºдº๑)!!

観音様です。なんと階段の上から観音様が微笑みながら参詣者を待ってくれているのです

なんと慈悲深い観音様でしょう。優しい表情の観音様に見守られながら階段を上っていきます。

すこし上がったところでまた見上げる、階段を上がるごとに観音様が近づいてくるのがまた良い!

そして階段を上がり切りました。待ちに待った観音様とのご対面です。

白く、美しく、大きく、そして優しく微笑んだ観音様、その姿から慈悲深さ・ありがたさといった感情とともに、何とも言えないワンダーを私たちに呼び起こしてくれます。

他の参詣者も、この印象的な観音様の姿に見とれているようでした。

このようなものを目にすると様々な角度から眺めたくなるのが筆者の性分、観音様の周りを巡ってみます。

まずはお決まりの正面。

次は観音様から見て左斜め方向。

最後に横方向より。うーむ、どの方向から眺めてみても良いですね。

その清廉をイメージさせる白さ、巨大さ、優しい表情で、小さな存在に過ぎない我々人間を見守ってくれているのでしょうか。。

胎内をめぐってみると

この観音様のあたりを散策していると、驚くべき案内を発見しました。

「どうぞ胎内の観音様をご参拝ください。」

胎内巡り!?中に入れるの!!??

大仏の胎内巡りだったら鎌倉のものはもちろん、刈宿の大仏などでもしたことがありましたが、まさか観音様の胎内巡りもできるとは思っておらず、筆者には完全に予想外のことでした。

まさかの展開に胸を高鳴らせつつ、胎内への入口がある観音様の背後に回ります。

すると観音様の後ろでは、ドアがパカッと開いた長方形上の入り口がありました。

開かれたドアに誘われるようにして観音様の胎内へ入っていきます。

こちらが観音様の胎内になります。中には御本尊様と思われるものが祀られておりました。

上を見上げると、外からは白く美しく見えた観音様の中が、骨組みなどによって組まれて作られていることがよくわかります。

また、胎内には他にも観音様の歴史を知ることができる写真がありました。

こちらは観音様を最初に作り始めたころの写真です。

岐阜大仏も木や粘土で作られていましたが、こちらの観音様も同様の材料を使用しているのですね。

作り始めの観音様はこのように骨組みが丸見えになっていたのです。。

「顔の大きさは、写真の中の人物から想像してください」とはなかなかユーモアのある説明(笑)

戦前に未完のまま工事を中断してしまった観音様の写真までありました。

今は優しく微笑んでいるように見える観音様も、この頃は完成しなかったせいか少し悲しげにも見えます。

そして月日は流れ、多くの人々の努力により、今日につながる優しい表情で完成した観音様の写真。

未完のときのどこか悲しげな表情とは対照的に、こちらの観音様は関係者の方たちと一緒に完成を喜び微笑んでいるようなのが印象的でした。

胎内には他に、太平洋戦争で亡くなられた方のために現在でも制作が続けられている千体仏もありました。

観音様の慈悲は、現在の我々だけでなく、戦争犠牲者の方たちにも向けられているようです。

お寺を身近に感じる

観音様の胎内から出て生まれ変わった気分がしている筆者は、その後境内を散策します。

まずはお決まりの絵馬を観察。

予想通り、やはり絵馬はこのお寺のシンボルである観音様の絵柄となっておりました。

小さい観音様も境内の様々な場所に置かれています。

個人的には、上記2枚の貼紙がユーモアがありおもしろかったです。

左の貼紙は大船観音寺の公式Twitterの案内ですが、Twitterの読みがなぜか「トゥイッター」(笑)

そしてサンプルのツイートが、パソコンを覗くお坊さんたちの写真と、「エクセルを教わる僧侶たち さっぱりわからない」というコメント(笑)

お寺を遠い存在とは思わずに、すごく親近感を感じることができる案内でGoodだと思います!

そしてお寺のPRと思われる右の貼紙にはこんな文章。

最初は電車の中から見るだけだった。

行きたいと言い、母に連れて行ってもらった大船観音。

悩みができた。話を聞いてもらおう。

恋人ができた。デートに行こう。

家族ができた。子供にも会わせてあげよう。

あなたのすぐそばに、大船観音寺。

子供から大人まで、いつも近くには大船観音がいてくれたという気持ちを表現した文章と優しく微笑んだ観音様の写真。

なんと身近に感じることができる観音様であることか!

鎌倉の街上から、白く、大きく、そして優しい表情で微笑む観音様に感じるロマン、興味がある方はぜひ大船観音寺へ!

訪問日:2022年8月14日

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