一畑山薬師寺、純金箔の薬師如来涅槃像が呈する輝かしさとは？(愛知県岡崎市)

一般的には知られていないが、珍スポットファンには有名な愛知が誇る大仏の数々。

このブログではこれまで、名古屋大仏、聚楽園大仏、布袋の大仏、刈宿の大仏という4つもの大仏を紹介してきました。

しかし、愛知には実はこれ以外にも大仏が存在していたのです。それも上4つの大仏にはない輝かしさを身にまとって…

今回はそのような愛知の大仏系珍スポットの一つである一畑山薬師寺(いちはたさんやくしじ)の薬師如来涅槃像について紹介します。

一畑山薬師寺

今回紹介する珍スポット・一畑山薬師寺の薬師如来涅槃像は愛知県岡崎市藤川町にあります。この日は自宅の浜松から三ヶ根山スカイライン、刈宿の大仏などのツーリングを楽しんだ後に目的地へと向かいます。

一畑山薬師寺へ着くと乗ってきたオートバイを駐車。駐車場は何十台も車が停められるほど大変広いスペースとなっていました。

境内から受けるイメージはいたって普通のお寺といった感じでした。本堂もたいへん立派なものとなっており、この段階では珍スポ的な要素など微塵も感じられません。

この一畑山薬師寺の由緒ですが、1948年に現在の名古屋市千種区に開山されたのが始まりであるということ。ご本尊は約1100年前に出現したとされる一畑薬師瑠璃光如来ということです。

その後、1980年に現在の岡崎の地に本堂が移され、名古屋のほうは別院となったということで、比較的新しいお寺のようですね。

東海地方のテレビやラジオではこのお寺のCMが流れることがあるということで、東海地方では割と有名なお寺のようです。

このお寺には食事処もありますが、個人的に好きなメニューがみたらしがたっぷりかかった厄除け団子。おいしく食べて厄を落とし、道中の安全を祈願します。

果たしてこのような普通とも思えるお寺に珍スポ的な要素など本当にあるのでしょうか？

純金箔の薬師如来涅槃像

しかし日常的・常識的な風景は、ある建物内の一つのオブジェによりあっという間に突き崩されます。

その建物とは、本堂を正面にして左側にある瑠璃光殿。こちらも一般的なお寺にあるようないたって普通の建物のようにも思えますが、中では驚愕の光景が繰り広げられているのでした。

∑(๑ºдº๑)!!

中にはなんと巨大な金色の大仏様が横臥しているのでした！

そう、ここに祀られているのがこの一畑山薬師寺が誇る一畑薬師瑠璃光如来の純金箔涅槃像なのであります。大変な大きさですが、全長はなんと8.94メートル！

全身を金箔で包んだ大仏のきらびやかさといったらこの上ないものであり、建物内が黄金の光で包まれているようでした！

完成したのは2012年ということで、比較的最近に新しい愛知の大仏が誕生していたのです…！

天井はステンドグラスとなっており、涅槃像の輝かしい雰囲気にさらに華々しさを加えているようでした。

まとめ

今回紹介した一畑山薬師寺の薬師如来涅槃像は、全長8.94メートルという巨大な体に金箔をまとって輝かしい非日常的な光景を作り出しているという愛知の大仏系珍スポットの一つでした。

残念ながら撮影していた写真が正面のものしかなかったため、本記事では正面しか紹介できませんでしたが、大仏の足の裏の文様なども大変きれいで見所があるものとなっているため、訪問した際はぜひ見てほしいです。

また、実は撮影のために筆者はこの地に2回目の訪問をしましたが、その日は行事を行っているようでとても撮影できる雰囲気ではありませんでした。ゆっくり見たい方は訪問するタイミングにも注意が必要なようです。

純金箔の大仏様から感じるロマン、気になる方はぜひ一畑山薬師寺の薬師如来涅槃像へ行ってみましょう！

訪問日：2021年2月21日

詳細情報