大仏と言えば、修学旅行や観光地としてもよく行く奈良や鎌倉の大仏を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
学校の教科書でもよく見るのは、それらのメジャーな大仏であると思います。
しかし、奈良や鎌倉以外にも、この日本列島には巨大な大仏がたくさんあるのです。
今回は、そんな大仏のうちの1つである愛知県江南市の布袋の大仏の紹介をします。
大仏、住宅地に鎮座せる
今回紹介する珍スポットは、江南市の名鉄布袋駅から北へ1km、徒歩10分ほどの位置にあります。
今回は愛車のオートバイで向かったところ、付近で住宅地に鎮座している大仏が見えてきました。
周囲の住民の方々は生活に溶け込んでいるためか、まったく大仏を気にする素振りを見せませんが、初めて見る自分にとっては住宅地に大仏という異様な組み合わせに胸をときめかせます。
一般的な観光地と異なるためか、付近に駐車場が見当たりませんでしたが、オートバイなので邪魔にならないよう脇に駐車。
いよいよ噂の大仏とご対面です。
遠目から主に上半身が見えていた大仏ですが、いよいよその全身を拝むことができました。
柵に囲まれながら堂々たる姿で座しています。
大仏のトレードマークである螺髪と額の白豪をばっちり兼ね揃えていますが、奈良や鎌倉の大仏と比較して、全身に占める顔の割合が大きい印象。
また、細い目とその中の黒い瞳孔が、他の大仏にはないような独特の表情を作り出しています。
手に持っているのは何でしょうか、、? 一見桃のようにも見えます。
そして傍らには、お寺や大仏などには付き物の賽銭箱。
大仏はいかにして作られたか
布袋の大仏がどのようにして作られたかは、傍らにある立札により知ることができます。
経緯としては布袋町で鍼灸医を職としていた前田秀信氏が、43歳の時に夢のお告げにより、人々を病気から救済するのを目的として作成を開始し、昭和29年に完成したということ。
木曽の御嶽薬師尊を勧請していて、高さ18メートルのコンクリート製で、奈良の大仏より2メートルも高く、日本一を誇ると説明されています。
夢でお告げがあったからといって、個人でこのような大仏を作ってしまうとはすごい行動力。
これが宗教的インスピレーションというものなのでしょうか。。
地元のシンボルとなる大仏
このようにして住宅地で独特な存在感を醸しながら鎮座する布袋の大仏は、江南市のシンボルとなっています。
上記は大仏近くの掲示板に貼ってあった江南市のPRポスター。
江南市の他のPR要素を退けて、布袋の大仏が「江南市ってどんなところ?」という文言のすぐ下のポスターの中央を堂々と飾っておりました。
奈良の大仏より大きい18mということもしっかりPRされております笑。
PRポスターの隣の掲示には、布袋の大仏が取り上げられた新聞の切り抜きが。
これまでメディアに何度も取り上げられてきたことがわかりますね。
愛知県北部の住宅地に鎮座する独特な表情をした大仏から感じるロマン。
興味がある方はぜひ布袋の大仏へ!
訪問日:2020年1月31日
詳細情報
- 住所 :愛知県江南市木賀町大門132
- アクセス:名鉄布袋駅より徒歩12分
- 営業時間:無休
- 休日 :無休
- 料金 :無料
参考:君はもう制覇したか!?愛知の大仏
奈良や鎌倉の大仏のように教科書には載ってないけど、実はたくさんの大仏が鎮座する愛知県。
以下の大仏も制覇して、愛知大仏マスターを目指しましょう!
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