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カイザースラウテルン広場、国際交流で生まれたユニークなオブジェとは?(東京都文京区)

国際化が進展した現代社会。交通や通信手段の発達により、国境を越えて人やモノ、情報が動くようになったことで、国家間の交流はより活発なものになっています。

このような状況下では、国家同士がお互いに影響を与え合うことで、国家単体では生じえなかった文化的事象が次々と生まれています。

そして、こうした国際化の影響については珍スポットも例外ではありません。国境を越えた交流により生まれた珍スポットの例は国内でも数多く報告されているのです。

今回はそのような国際社会の交流の中で生まれた珍スポットとして、カイザースラウテルン広場を小編にて紹介します。

珍スポットなんて、ローカルネタどまりですよ。

たしかにそのような一面もあるけど、国際化の流れの中で生まれたものもあるの。今回はどのような珍スポットなのかしら。

目次

いざ、カイザースラウテルン広場へ!

今回紹介する珍スポット・カイザースラウテルン広場は、東京都文京区大塚にあります。最寄り駅は茗荷谷駅で、駅から歩いて1分ほどとアクセスがかなりよいところにあります。

ですが、この日は同じ文京区内の珍スポット・猫ビルを見た後、そのまま徒歩で目的地へと向かいました。健康のため、そして交通費のためですね(笑)

目的地付近には、「カイザースラウテルン広場」という異国風の名前のついた広場への案内が設置されておりました。高鳴る期待を胸に進んでいくと、そこには驚きの光景が訪問者を待っています。

∑(๑ºдº๑)!!

なんと広場には他の公園などでは見ないような独特なオブジェが設置されているのです…!珍スポット的な風景を呈しているこの広場はいったい何なのでしょうか!?

その答えは広場奥の案内板により確認することができます。それによると、両国の友好関係の促進のために姉妹都市連携協定を締結している文京区とドイツのカイザースラウテルン市が、提携の記念として平成5年にこの広場の通称を「カイザースラウテルン市」としたということです

そして、姉妹都市提携のシンボルの一つとして設置したものが先ほど見たユニークなオブジェです。これらは「神話空間への招待」という作品名で、同市出身の彫刻家ゲルノト・ルンブフ氏と夫人のバルバラ・ルンブフとの共同制作により完成したと説明されておりました。

このような経緯により独特な景観を呈しているこの広場は、姉妹都市提携という国際交流の中で生まれてきた珍スポットという見方をすることができますね。

さて、公園の設立経緯もわかったところで、早速オブジェ一つ一つについて見ていくことにしましょう。

一角獣(ユニコーン)

オブジェの中でも、大きさと外観により抜群の存在感を示しているのがこの「一角獣(ユニコーン)。公園の説明板には「ヨーロッパの伝説上の動物であり「偉大な力」を象徴している。」とされておりました。

非常に重厚な外観をしていながらも、頭と胴体部分の間に空間があるのも独特な様相を呈するのに一役買ってますね。

前方や後方から見ると、なんと体の間にも空間ができていました。通りがかりの子供がこのスペースの間で遊んだりしていて、遊具としての役割も果たしていることがわかります。

ユニコーン近くにはこんな看板がありました。

「危険です ユニコーンの頭の上に登らないで下さい 文京区」

尖った角の上に乗りたくなってしまう気持ちもわかりますが、危険なのでよい子は絶対に乗らないようにしましょう。

ユニコーン以上に奇抜な外観を呈しているのがこのオブジェ。外観に似合わず作品名は「」と、特にひねりもなく普通の名前となっております(笑)

説明板によると、魚はカイザースラウテルン市の紋章にもなっている「幸運のシンボル」ということで、日本人に親しみのある鯉のイメージを重ねているということです。

独特な顔立ちをした魚の頭頂部からにょきっと生えている男性の頭が気になりますが、こちらは同市の発展に尽力したフリードリッヒ1世の頭像ということです。

こちらも子供が魚の上に乗って遊んでいたりしていて、遊具の役割を果たしていました。

個人的にはこの魚が、いくつかあるオブジェのなかでも一番シュールな印象を受けてよかったです!

アンモナイト

オブジェのなかでも、いかにも何かを象徴しているかのような芸術性あるものがこのアンモナイト」でしょう。

説明板によると、大きな巻貝は「地球が発展してきた歴史の起源」や「太古の日本文化の源」を象徴していて、歯車は「日本のテクノロジーとその急速な発展」を表現しているということです。

個人的には、アンモナイトから勢いありげに出ている赤い矢印が何を象徴しているのかも気になりますが、アンモナイトや歯車との関係から考えると、人類の発展といったところでしょうか?

かたつむり

他の奇抜なオブジェと異なっておとなしげな印象をうけるのが、二つ並んでいる「かたつむり」。

左右の渦巻きは「進化」を示し、「静寂と瞑想」という内面性も表現しているということです。

一角獣、魚、アンモナイトとユニークなオブジェを見た後にこちらを見ると、残念ながら見劣りしている感は否めません。

銀杏の葉

最後に見るのが、地面にはめ込まれた「銀杏の葉」。

なぜ銀杏の葉が埋めこまれているの?と思うかもしれませんが、銀杏は文京区の紋章であるため、文京区の木として、友好の気持ちを表現しているということです。

国際交流により生まれた珍スポットって、なんだかステキだな。

まとめ

今回紹介した珍スポット・カイザースラウテルン広場、いかがでしたか!?

文京区とカイザースラウテルン市により設置されたオブジェは大変独特・奇抜なものとなっていて、その広場は国際交流の中で生まれた珍スポットということができるでしょう。

茗荷谷駅から歩いてすぐのところにあってアクセスも大変よいため、茗荷谷へ行った際は一目見てみるのもよいかもしれませんね!

広場に設置されたユニークなオブジェから感じるロマン、気になる方はぜひカイザースラウテルン広場に遊びに行きましょう!

まとめ
  • カイザースラウテルン広場は、東京都文京区大塚に位置している。
  • 広場にあるユニークなオブジェは、文京区とその姉妹都市のカイザースラウテルン市が、提携のシンボルとして設置したものである。

訪問日:2023年12月23日

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