メインメニュー
都道府県別
月別アーカイブ

土岐アウトレット横の公園に展示されたSF的陶芸作品・KAGUYA‐SYSTEM

私たちの日々の食事を彩る素敵な食器や容器などのやきものを作る陶芸。それは時に陶器とは思えないほどの高度な芸術作品まで生み出し、見るものに驚きと感動を与えることがあります。

そして、陶芸が三重県の虹の泉や愛知県のとこにゃんなどの珍スポットにまで発展することも、このブログでこれまで紹介してきた通りです。

今回はまた新たに発見した陶芸による珍スポットとして、美濃焼の生産地として陶磁器生産量日本一を誇る岐阜県土岐市のSF的陶芸作品・KAGUYA‐SYSTEMについて紹介します。

SFと陶芸が結びついた珍スポットなんて、まったく想像できません。

時代はあなたが考えるよりもはるかに進んでいて、そのような新旧・異なる分野を融合させた斬新な作品がやきものの街・土岐市にあるの。今回はその話よ。

目次

舞台は土岐プレミアムアウトレット横の公園

今回紹介する珍スポット・KAGUYA‐SYSTEMは、岐阜県土岐市の土岐プレミアム・アウトレット横公園にあります。

2005年に開業した土岐プレミアム・アウトレットには、ファッションや雑貨、飲食店など様々な店舗が集まっており、岐阜県を初めとして愛知県・三重県・静岡県など東海諸県からの多くのショッピング客で賑わっています。

客層も家族連れやカップル、一人客など様々。自分は土曜日に行きましたが、休日ということもあり、たくさんのショッピング客でごった返していました。

アウトレットモール駐車場にオートバイを停め、向かうところは駐車場に隣接する学園都市西公園。近くに土岐商業高等学校があるため、このような名称なのだと思われます。

駐車場に沿った細長い公園。ショッピングモールの人出とは異なり大変静かなところで、これなら落ち着いて作品を見学することができそうです。

しかし、果たしてこのような大衆的アウトレットモールに隣接した公園に、SF的な陶芸作品がたたずむ珍スポットなどあるのでしょうか。

CHECK

展示場所は土岐プレミアムアウトレット横の学園都市西公園。

土岐プレミアムアウトレットならよくショッピングに行くから、週末にでもぜひ見に行かなきゃだわ!

アウトレット横の公園にたたずむKAGUYA‐SYSTEM

公園内に伸びる散歩道をとぼとぼと歩いていきますと、なにやら複数の白い物体が小高い丘の上に立っているのが目に入ってきました。

いったい何でしょうか、はやる気持ちを抑えつつその白色物体に接近していきますと、そこには驚愕の光景が待っていました。

∑(๑ºдº๑)!!

そこには本当にアウトレットモール横の公園なのかと思ってしまうような光景。

遠目に見えていた白色物体は、まるでアイザック・アシモフやアーサー・C・クラークのSF小説にでも出てきそうな近未来的装置に、生後間もないあかちゃんが搭乗しているオブジェなのです。

実はこのオブジェこそ、今回珍スポットとして紹介するKAGUYA-SYSTEMという陶芸作品で、作者は土岐市出身の林茂樹という陶造形作家。

林さんは大学卒業後、改めて岐阜県立多治見工業高等学校陶磁科学芸術専攻科へ入学して2年間陶芸について勉強。その後も陶芸制作を続け、KAGUYA-SYSTEMのようにSFをモチーフにしたものなど、独創的な陶芸作品を世に送りだしています。φ(・ω・ )フムフム…

このKAGUYA-SYSTEMは2004年に日本現代陶彫展に出品したもので、月から地球に幼児を運ぶ大気圏突入装置というSF的設定があるということです。

赤ん坊の顔を見てみると、まるで本物かと思ってしまうほど、その大きさや輪郭、閉じられた目や口、鼻や耳、肌のつやなど細かい部分まで精巧に作られています。まるで本当に陶器なのかと疑ってしまうほどでした。

公園の散歩道とは反対側=道路側の作品を見てみますと、すべての作品で赤ん坊が顔を出しているわけではなく、一部の装置のヘルメットは宇宙空間ではそうであるようにきちんと閉まっています。

ジェット噴射する金属部分や装置を支える2本のスタンドなど、オブジェは前方だけでなく後方部分もSF的設定を的確に表現するように作られていました。

公園の散歩道とは反対側=道路側からも上記写真のようにKAGUYA-SYSTEMは見えています。

小高い丘の上に立っていて、まるで今にも本当にジェット噴射して大気圏に突入しそうな雰囲気がありますね。

オブジェの中には制作から長い時間が経過しているためか、残念ながら一部破損してしまっているものもありました。

形あるものはいつか滅びる。興味がある方はできるだけ制作当時に近い状態を鑑賞できるよう、早めに見学に行ったほうがよさそうです。

CHEDK

KAGUYA-SYSTEMは、月から地球に幼児を運ぶ大気圏突入装置というSF的設定モチーフをもとに制作されて陶芸作品。作者は土岐市出身の陶造形家・林茂樹さん

思わず学生の頃に読んだ小松左京のSF小説を思い出してしまったよ。

まとめ

今回紹介したKAGUYA‐SYSTEMは、古くから伝統ある陶芸に近未来的なSFをモチーフを取り入れるという、新旧・異なる分野を融合させた斬新な作品であり、陶芸表現の新たな可能性を感じることができました。

陶芸好きやSF好きはもちろん、それ以外の方もその特徴的な作風から鑑賞を楽しむことができ、アウトレット横の公園という予想だにしないところに展示されていて珍スポットとしての雰囲気を兼ね揃えています。

高速ICから近くてアクセスがよく、またアウトレットモールに隣接しているため、他の目的とも併せて行きやすいです。

SF的陶芸作品から感じるロマン、興味がある方は土岐プレミアムアウトレット横のKAGUYA‐SYSTEMを見に行ってください!

まとめ
  • 展示場所は土岐プレミアムアウトレット横の学園都市西公園。
  • KAGUYA-SYSTEMは、月から地球に幼児を運ぶ大気圏突入装置というSF的設定モチーフをもとに制作されて陶芸作品。作者は土岐市出身の陶造形家・林茂樹さん

訪問日:2022年10月16日

詳細情報

クリックして応援お願いします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次