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鳩吹稲荷と弁財天、花木センターという場違いな場所に鎮座する光景。(岐阜県可児市)

場違いな場所に場違いなものが存在するというのは、珍スポットを構成する重要な要素の一つでもあります。

予想だにもしていない場所で予想外のものを見るという体験は、ある種の非日常的感覚を呼び起こし、そこに滑稽さが加わることで人々を珍スポ的世界へ誘うことになるでしょう。

今回紹介するのは、そのような珍スポットのなかでも古典的な場所である鳩吹稲荷と弁財天。果たしてそこではどのような光景が繰り広げられているのでしょうか。

これまでの珍スポットのなかにも、なぜこんな場所にこんなものがっていうものがたくさんありましたね。

意表をつく滑稽さというのが、珍スポットにおいて重要になることが多いわね。今回はどのようにして私たちの意表をついてくるのかしら。

目次

日本ライン花木センター

今回紹介する珍スポット・鳩吹稲荷と弁財天は、岐阜県可児市の日本ライン花木センター内にあります。この日は同じく岐阜県内で近くの美濃加茂市にある珍スポット・古井の天狗山を見た後に目的地へと向かいます。

どのような場所にあるか事前によくも調べず訪問を試みた筆者は、カーナビの案内に従っても目的の場所に行くのことができず、あたりの道路をしばらく周遊してしまいました。

途中駐車して改めて調べなおし、お目当てのものが花木センターにあることを知り、当施設の駐車場にオートバイを停車します。この花木センターは樹木や果樹、盆栽などを幅広く扱う専門店で、この日もたくさんの客でにぎわっていました。

また、この花木センター内にはなぜか飼育されているアライグマを見ることができる場所もあります。アライグマは隠れてみることができないときも多いらしいですが、幸運なことに筆者が訪問した日はアライグマが元気に外で遊んでいました。

果たしてこのような平和な花木センターで見ることができる珍スポットとは、いったいどのような場所なのでしょうか?

CHECK
  • 鳩吹稲荷と弁財天は、岐阜県可児市の日本ライン花木センター内にある。
  • 花木センターは樹木や果樹、盆栽などを幅広く扱う専門店で、たくさんのお客でにぎわう。
  • なぜか飼育されているアライグマを見ることができる場所もある。

花木センターで場違いに飼育されているアライグマを珍スポットの要素の一つととらえることもできるね。

鳩吹稲荷と弁財天

実は、この花木センター内で見ることができる珍スポットは敷地内の隅のほうに突如として現れます。

弁天門

いっけん普通の植物展示場のようにも思えますが、視界の片隅にはひどく場違いなものが立っているようです。いったいあれは何なのか、妙な胸騒ぎを感じて恐る恐るターゲットに接近すると、そこには恐るべき光景が繰り出されているのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

なんと目の前に立ち現れたのは、花木センターという場所には場違いで、まるでお伽話の竜宮城にでも出てくるのではないかと思われるほどの色鮮やかな弁天門なのでした。

外観だけでなく、内側もこれまた鮮やか。門の壁には華麗に踊る色っぽい弁天様の絵が描かれているのです。まるで異国にでも迷い込んだような心境ですが、ここは本当に花木センター内なのでしょうか…

上を向くと、天井までこのように装飾されておりました。

弁財天

そして、弁天門を通り抜けて進んでいくと目に入ってくるのは、後方に林を控えた大きな池とそこに浮かぶ異国風なステージのようなオブジェ。

おや、その中に何やら人影もあるようです。勝手に池のなかへ入ってはダメだろう、注意しようとして近づいていくと、そこには驚愕の光景が筆者を待っているのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

なんと池の中にいるのは、水浴びをしているかの装いの半裸の弁財天だったのです!胸も露わにしていて何とも色っぽいことこの上なし。

そう、この花木センターというひどく場違いな場所にある池に鎮座している弁財天こそが、この場所を珍スポット化している要素の一つなのであります。

そして、屋根のついたステージにいるのは、もう一体の弁財天。花木センターという場違いな場所で、かつては色鮮やかであっただろう屋根の下で微笑みながら琵琶を奏でている光景は、見る者を非日常という別次元の領域へと誘っているようにも思えます。

事前の調査情報によると、この弁天様の横には橋があり、そこからこの弁財天に接近することができるということで、早速アプローチを試みますが、そこには物好きな筆者をあざ笑うかのような光景が目に入ってくるのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

橋がない!?なんとかつて橋があった場所には、まるで最初から何もなかったでしょうと筆者をあざ笑うかのように何も存在していないのでした!

推測するに、おそらく老朽化等の諸事情により取り壊されてしまったのではないのでしょうか。弁財天に接近して写真を撮ることを期待していた筆者にはなんとも残念なことであります…

鳩吹稲荷

そして、最後に見ていくのが弁財天の池のすぐ隣に鎮座している鳩吹神社。説明板によると、この地域で古くからの信仰の対象であった可児市羽崎の天ヶ峰おちょほ稲荷にあやからんとして、花木センターでこの御分霊を譲り受け、後方にそびえる鳩吹山の名を取って鳩吹稲荷と命名したということです。

比較的小型の建物とはいえ、2体の稲荷に守られるかのようにして建っている本堂は、古風かつ立派な風格を呈しているようです。しかし、池の橋と同じようにここでも残念なことに気づきます。

∑(๑ºдº๑)!!

京都の伏見稲荷大社とまではいきませんが、稲荷ではよく見かけるように、かつてはここにもたくさんの鳥居が立ち並んでおりましたが、残念ながら現在では一つの鳥居だけがぽつねんと立っています。こちらも老朽化等によって取り除かれてしまったのでしょうか。

また、この場所を珍スポット化する要素として池をステージのように取り囲むようなベンチが複数あったのですが、そちらもなくなっていました。何とも残念なことでございます。

CHECK
  • 色鮮やかな弁天門や池に鎮座する色っぽい弁財天、鳩吹稲荷など、花木センターには場違いな光景を見ることができる。
  • 可児市羽崎の天ヶ峰おちょほ稲荷の御分霊を花木センターで譲り受け、後方にそびえる鳩吹山の名を取って鳩吹稲荷と命名した。
  • 弁財天の池の橋や鳩吹稲荷のたくさんの鳥居、ベンチがなくなっていたりと、施設の老朽化が進んでいることが推測される。

古典的な珍スポットの一つであったようだけど、少しずつかつての面影をなくしていっているのね。

まとめ

今回紹介した鳩吹稲荷と弁財天は、樹木や果樹、盆栽などを扱う日本ライン花木センターというひどく場違いな場所に鎮座していることにより、珍スポット的光景が成立しているという場所でありました。

古典的な珍スポットのうちの一つとしても有名な場所でありましたが、老朽化によるものか、残念ながら弁財天の鎮座する橋が壊れていたり、稲荷神社のたくさんの鳥居や近くのベンチがなくなっていたりと、かつての様子を失いつつあるようです。

他の要素もなくなってしまう可能性は無きにしも非ずなので、興味がある方はできるだけ早く訪問した方がいいかもしれません。

場違いな場所にあることで成立するロマン、興味がある方はガーデニング趣味のついでに鳩吹稲荷と弁財天を訪問してみましょう!

まとめ
  • 鳩吹稲荷と弁財天は、岐阜県可児市の日本ライン花木センター内にある。
  • 色鮮やかな弁天門や池に鎮座する色っぽい弁財天、鳩吹稲荷など、花木センターには場違いな光景を見ることができる。
  • 弁財天の池の橋や鳩吹稲荷のたくさんの鳥居やベンチがなくなっていたりと、施設の老朽化が進んでいることが推測される。
  • なぜか飼育されているアライグマを見ることができる場所もある。

訪問日:2022年10月15日

詳細情報

※以下は協同組合日本ライン花木センターの情報になります。

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