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三重県の陶芸空間・虹の泉、陶製作品群に演出された摩訶不思議な世界

三重県の有名な珍スポットのうちの一つとして知られる陶芸空間 虹の泉

とても一人の人間により作られたとは思えないほど大量・様々な陶製作品により演出された世界は、見学者を不可思議な感覚で魅了すると言われています。

珍スポットファンの一人としてそんな感覚に魅了されたい筆者は、雨の中ツーリングで当施設を見学してきました。今回は、陶芸空間 虹の泉について紹介します。

焼肉大好き!松坂牛の霜降り肉はサイコーです!

またあなたは食べ物の話?たまには高尚な芸術の話とかできないの?
今回はそんなあなたとは対極にある松阪市の芸術的な珍スポットの話をしてくれるそうよ。

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目次

受付は波瀬駅へ

今回紹介する珍スポット・陶芸空間 虹の泉は、三重県松阪市飯高町の国道166号線沿いにあります。

前日に伊勢市に宿泊したあと、当日はオートバイで山中の国道166号を西進して目的地へ向かいます。

天候が良くなかったこともあり、途中雨に降られるなどテンション下げ下げでしたが、念願であった虹の泉を見られる期待を胸にがんばって走りましたε=ε=٩(๑・∀・)۶

目的地から約100mほどの距離にあるドライブインの波瀬駅につきました。虹の泉を見学する際は、この波瀬駅で受付して入場料を支払い、入場券とパンフレットをもらうことになります

到着するころにはお腹ぺこぺこになっていたため、ここで伊勢うどんと松阪牛を食べてから、虹の泉の見学に備えました( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”

また、虹の泉に貼ってある案内によると、現在では4月~11月の第2、第4日曜日の10:00-16:00のみ公開されているようで、いつでも入れるようではないようです。筆者はほとんど調べないでいったため運がよかった…

かなり山中にある施設となるため、せっかく苦労して行ったのに閉まっていて入ることができなかったということがないよう、きちんと調べてから行きましょう!

最初行ったときはどこで受付してもらえるかわからず、そのまま立ち去ってしまったよorz

CHECK

受付は近くにあるドライブインの波瀬駅で行う。見学可能日時も要確認。

陶芸空間 虹の泉とは?

実際に陶芸空間 虹の泉の様子を見ていく前に、まずは虹の泉が制作された経緯について簡単に紹介しますφ(・ω・ )フムフム…

陶芸空間 虹の泉とは、三重県松阪市出身の東健次氏(1938-2013)が、1978年から30年以上にわたって制作を続けた陶製の作品群とその展示場所一帯のこと。5600平方メートルもの広さがあります。

着想自体は東氏が20代半ばにスリランカへ渡った際に得たものということで、当初は南米のアルゼンチンにそれを実現しようと考えて土地まで購入したものの、やがて活動場所を日本へ変更し、三重県松阪市飯高町のこの地で制作を始めたということです。

この制作活動は、地域の人々の賛同を得て多額の寄付を受けつつ続けられ、珍スポットファンをはじめ多くの見学者を魅了してきました。制作は東氏の亡くなる2013年まで続きましたが、亡くなったときはまだ制作途中であったことから陶芸空間 虹の泉は未完の作品とされています

現在は東健次氏の妻である東良子氏が当施設を所有・管理しており、制作が行われていない今でもたくさんのファンにより訪問されているということです。

いざ、陶芸空間 虹の泉へ

波瀬駅で食事を済ませた後は東へ100mほど歩いて、いよいよ待ちに待った虹の泉を見ていくことになります。天候が悪く、いつ雨が降ってもおかしくない状況であったため、早め早めの行動を心掛けました。

入り口付近には「虹の泉 波瀬むらづくり協議会」という立て看板。地元において虹の泉は村おこしのための観光資源とされているのでしょうか。

まもなく虹の泉の正門前につきました。遠目にも異様な雰囲気を見てとることができ、これから目にすることになる作品群に胸ときめかします((o(´∀`)o))ワクワク

施設全体を外観すると山間部の開けた土地に作られた施設であることがわかり、陶製の作品展示には不釣り合いとも思われるこの立地が、施設の不思議さに拍車をかけているようです。

∑(๑ºдº๑)!!

入口の門柱をよく見ると、早速度肝を抜くような奇怪なものが目に入ってきます。門柱は陶芸によりきめ細かくひだのようなものまで作りこまれていますが、そこには何人もの陶器製の子供が中に潜んでいるのです。

そのすぐ横には、これまた陶器製の作品群がずらりと並んでいます。こちらもひだのようなものが細かく作りこまれおり、何か海の中の海藻を連想してしまいそうな姿形をしていました。

さらに、この虹の泉を見学していく際にまず目に入ってくるのが、施設全体の床部分に敷かれているコインが書かれた陶器製のタイル

このタイルは「KENJI-AZUMA 1938-?」というように、この施設の制作者・東健次氏が生まれた年と、「FUENTE IRIS 1978-?」というようにスペイン語で虹の泉の制作が始まった年が刻まれています制作が終了したら、「?」にその年を入れる予定だったそうです。

また、タイルとともに虹の泉全体に配置されていて見学の際に必ず目に入ってくるのが雲を模して造られた大量の陶製オブジェどれもこれも少しずつ形・大きさが微妙に異なっていて、まるで本当に雲の上にいるかのような印象を見学者に与えてくれます。

このように施設に少し入っただけでも見学者に不思議な印象を与えてくれる陶芸空間虹の泉。次に波瀬駅でいただいたパンフレットをもとに、施設を順に見ていきました。

まるでここだけ現実から離れた異質の世界と化しているようだね。

ミューズの丘

まず虹の泉に入って最初に見えてくるのは、ミューズの丘になります。

ミューズとはギリシア神話に出てくる音楽や舞踏などを司る女神のことで、この場所には小さなタイルで敷き詰められた小高い丘の上に、何体もの陶器製の女神が立っています。

みんな様々な楽器で演奏をしている姿となっていて、服の皺まで細かく作られていることがわかります。

よく見ると女神の足元には、なんとも名状しがたい謎の小さなオブジェが、まるで丘から生えるようにして立っています。何でしょうこれ、女神の演奏する音楽に触発されて波打つ物体というのようにも思われます。

虹の泉には、ギリシア神話がモチーフとされている作品がいくつかあるわね。

勝利者の丘

次に、ミューズの丘のすぐ手前に見えるのが勝利者の丘。こちらもタイルで敷き詰められた丘の上に、大量の雲のオブジェや男性像が立っています。

雲がまとわりついた男性像の肉体は、たくましい筋肉までかなりリアルに制作されています。

そして、この勝利者の丘を見学する際にぜひ立ち寄ってほしいのが、丘の上にある雲上の椅子。この椅子に座れば、小高い位置から虹の泉全体を見ることができるのです。

椅子に座って眺めた景色はこんな感じです。この不可思議な施設全体を眺望できて、まるで自分が異世界にいるかような感覚をもつことができるのですΣ( ºωº )

雲上の椅子から眺める虹の泉もまた格別だね!

人像樹の森

勝利者の丘を奥に進んでいくと、さらに目を疑ってしまうような光景が筆者のまえに広がっていました。

∑(๑ºдº๑)!!

人がっ!人が磔にされている!?

このたくさんの人が棒状の物体に張り付いている場所は人像樹の森ということで、人間と樹木が一体になった像が53体並び森をつくっているそうです

しかし、人間が樹木と一体となっているというよりは、人間が樹木に磔にされているような印象を受けるのは筆者だけでしょうか…しかもなんだかちょっと怖いような…

リアルに作りこまれた老若男女が様々な姿形を取りながら裸体で樹木と一体になっているのは、かなりシュールで非現実的な光景、現実から離れた異世界にいるような感覚を見るものに与えてくれます、

なんだか磔されている人みたいで、見ていて心臓に悪いわorz

イリスの壁

雲の広場を挟んで人像樹の森の向かい側にあるのはイリスの壁。イリスとはギリシア神話の虹の女神の名前。

波打つような曲面上の壁には、1978年から制作を支えてくれた方々の大量のタイルが、目もくらんでしまうのではないかというぐらいびっしりと敷き詰められています。Σ( ºωº )

手作り感があるタイルには様々な絵が刻まれていて、この虹の泉の制作を応援していたたくさんの人のあたたかい気持ちが伝わってくるようでした。中には「東先生をはげます集い」なんていうものも…!

タイルが途中でなくなり、壁のコンクリートがむき出しになっているところがありました。コンクリート部分にタイルが貼られる前に東氏が亡くなったためであると考えられ、虹の泉が未完の大作であることを物語っていました。

たくさんの人々のあたたかい支援でこの虹の泉は制作されていたのね。

大陶壁・翼壁

そして最後に見ていくのが、この虹の泉のメインパートというべき正面の大陶壁・翼壁1,200万円もの寄付をもと、1978年最初に完成した作品ということで、一度見たものが忘れることができないような強いインパクトを与えてくれます。Σ( ºωº )

この大陶壁で最初に目が行ってしまうのは、やはり中央に裸体で寄り添って立つ家族の姿。鳩を持って上に飛ばそうとしている父親を中心に全員上方を見上げており、何か希望や未来を夢見ているかのような印象を受けます。

その家族像の手前には、何人もの子供の像が上に並んだ円状の囲いがありました。囲いには水しぶきのような水色のオブジェも設置されていて、ここがこの施設の”泉”なのかとも思われました。

また中央の家族像と並んで見るものに強い印象を与えるのが上方の壁画です。カラフルな虹と、髭をもじゃもじゃさせたギリシア神話のゼウスような老人が大きく描かれているのが特徴的です虹の下の部分には馬に乗り武器をもったたくさんの人たちも描かれています。

またこの壁画の下にはまた腰を抜かしてしまうような驚愕のオブジェの数々。

∑(๑ºдº๑)!!

人像樹と同じように、大陶壁の下にもありました!人間と樹木が一体となった像…!こちらもかなりの数があります。

近づいて見るとこれまた怖い…こちらの樹木と一体となった人々は無表情で目は空ろ、人間でありながら非人間的で冷たい感じがします。

一方、樹木と一体化しつつもこちらの恋人か夫婦のようなカップルは人間的なあたたかみがあるようで、樹木化しつつもその愛を育んでいるようです。

これらの人像樹の両サイドには、勢いよく成長する樹木をイメージしているかのような、もしくは燃え盛る炎のような模様が描かれていました。

中央大陶壁の両サイドにある翼壁には、原始的な人間の生活をモチーフにしたと思われる壁画がありました裸体で踊ったり、楽器を演奏したりするなど、様々な人間の営みを見てとることができます。

この翼壁の上もまたすごい。よくぞここまで作りこんだものだというぐらい複雑に絡みついた樹木の中に、何人もの子供が潜んでいるのです。こちらの子供たちも樹木と一体化しているのでしょうか…

この謎めいた広場の中央家族像付近には、見学者に対するメッセージが書かれた紙をもつ小さな子供の像がありました。そこには以下のように書かれています。

君はこの場所を愛しているね。そっと君に教えよう。作者が今、何を考えているか、知っているのは僕たちだけなんだ。彼は「この広場を雲の上に運び上げる」と云っている。たった今、その作業が始まったんだ。このことを君の心に留めておいてほしい。90 6月 11

あまりにも突飛・意味深すぎる内容だが、子供が見学者にそっと教えてくれた「この広場を雲の上に運び上げる」という言葉を聞いても、この施設の制作者・東健次氏が何を考えて山奥にこのような施設をつくったのか、凡人の筆者は計り知ることができませんでした。

しかし、波瀬駅でいただいたパンフレットには東氏がどんな心境でこのような施設を制作したかを知る興味深い文章がありました。

…構想を練り始めてから37年の間、私は1つのプロジェクトに集中してきた。時々何が現実で何が夢なのか戸惑いを感じる時がある。たぶん私の哲学においては、現実と夢との境界を過ごしている。しかし、大事なことは、今日の創作のために私が働いていること、そして一歩ずつ前進しているということだ。昨日成し遂げたことと同じように明日もやらなけばならない。まだ、すべてが夢の中にある。

ドイツ・ロマン主義をはじめとして、著名な芸術家には夢の中から着想を得るものがいることが知られているが、東氏もそのような偉大な芸術家の一人として見果てぬ夢を見ていたのかもしれません。

今まで見てきた珍スポットと違って、変というより不思議といった印象を受けたわ。

まとめ

今回紹介した珍スポット・陶芸空間 虹の泉は、一般的な観光地の雰囲気とは異なっていながらも、これまで紹介してきた珍スポットのように、なんか変といった感覚ではなく、非常に不可思議で異世界にいるような感覚を与えてれる場所でした

アクセスはお世辞にもいいとは言い難い場所にあり車で行くしかないですが、苦労して行っただけのおもしろさはあったと筆者は思っています。

日常性を離れた非現実的世界に浸りたい方には大変おすすめの場所。行く前と行った後で何か自分の中で変化が起きることもあるのでないでしょうか。

山奥に展示された大量・様々な陶製作品から感じるロマン、興味がある方はぜひ陶芸空間 虹の泉へ!

まとめ
  • 三重県出身の東健次氏が、30年以上にわたり制作を続けた陶製の作品群とその展示場所
  • 変という印象ではなく、非常に不可思議で異世界にいるような感覚
  • 山奥にありアクセスはよくないが、頑張って見に行くだけの価値はあり。

訪問日:2022年4月17日

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