日本一丸ポスト、丸型ポスト保有数都内第一位を誇る街の象徴とは？(東京都小平市)

地方などで時折見かける昔懐かしの赤い丸型ポスト。1859年にイギリスで誕生したとされており、今でもイギリス国内やオーストラリア、香港などのイギリスの旧植民地を中心に、世界各地に存在しているとされています。

日本で最初に登場したのは1901年とされ、その後広く普及しましたが、四角い箱型ポストの登場により丸型ポストの生産は終了して置き換えが進み、その数は少なくなっています。

このようにポストとしての役割を縮小しつつある丸ポストですが、実は珍スポットとしては今でも扱われることの多い題材なのです。

今回は珍スポットとして扱われる丸型ポストの1つとして、日本一丸ポストを小編にてご紹介いたします。

いざ、日本一丸ポストへ

今回紹介する珍スポット・日本一丸ポストは、東京都小平市美園町にあります。この日は東京郊外の珍スポットツーリングの一環として訪問しました。

交通の邪魔にならない場所にオートバイを停車。小平駅付近を散策しますが、バスロータリーがあるなどいたって普通の郊外の駅前といった感じです。人通りが多く、やはり東京は郊外でも人口が多いなという印象を受けました。

東京のほぼ真ん中に位置する小平市は、日本におけるブルーベリー発祥の地であったり、東京都のJリーグクラブであるFC東京の練習グラウンドがあるなどの特色ある街。駅前にはクラウドファンディングにより制作された、マスコットキャラクターのぶるべーと東京ドロンパのモニュメントがありました。

駅前から続くあかしあ通りを歩いていきます。立ち並ぶ木々からは落ち葉がたくさん落ちていて、もう季節が冬であることを感じられますね。今のところ特に異常はありませんが、遠くのほうで何か赤いものがポツンと立っているようです。なんでしょうか。

あ、なるほど！赤い丸型ポストだったのか…..ってポストであるのはよしとしても、ちょっと周りの物体との大きさの比率がおかしくないか！？変な胸騒ぎを感じて近づいていくと、そこにはびっくりするような事実が発覚するのです…！

∑(๑ºдº๑)!!

ルネこだいら前に立つ昔ながらの丸型ポストですが、前を通りすぎる成人男性よりもはるかに大きい！？ポストってこんなに大きいものでしたっけ！？？

この赤い丸型ポスト、その形状は一般的なものと変わりありませんが、いかんせん巨大すぎるのです。その大きさは道行く人々の身長を楽々としのぐほどという実力。

そう、これぞ今回珍スポットとして紹介する日本一丸ポスト。丸型ポストについて東京23区内でもたった5本しか残っていないという状況の中で、小平市には37本も存在しており、これは都内自治体の中でも最多を誇るということです。

このような丸型ポストの街であることを記念して、その象徴として2009年に設置されたのが、この巨大な日本一丸ポスト。全長2.8m、全幅80cm、体重1155kmと、通常の丸型ポストの2倍もあり、その名の通りこの大きさは丸型ポストの中で日本一であるということです。本体は水道管、頭のふたは中華鍋が使用されているということ。

通常のポストとしても使用できるということで、側面には取集時刻が掲載されておりました。身長に関わらず誰でも投函できることを考慮したのか、投入口は2.1ｍと1.4ｍの2段階の高さがあるそうです。

見てください！前を通る女性よりもずっと大きくありながら、当然でしょ？とでも言いたげかと思われるほど、この堂々たる姿を。

もはや道行く人々を見下ろしているといった感じですね。街の象徴として、小平市の人々を温かく見守っていてくれているのでしょうか？

通りを歩いている人々も立ち止まって珍しそうにポストを眺めている方が多い印象でした。街の方でもやはり珍しくて目を止めてしまうのでしょうか。

まとめ

今回紹介した珍スポット・日本一丸ポスト、いかがでしたか！？

丸型ポスト保有数が都内第一位であるという街の特色を生かして制作された巨大なポストは、普段見慣れていたものが唐突に巨大化することで異様な光景を呈した珍スポットということができるでしょう。

駅が近くてアクセスが大変よいのもうれしいところ。日本一丸ポストの見学がてらに、小平市を散策するという休日もよいかもしれませんね。

巨大な昔懐かしの丸型ポストから感じるロマン、気になる方はぜひ小平市の日本一丸ポストを見に行きましょう！

訪問日：2023年12月10日

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