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日本一の獅子頭-常陸風土記の丘に設置された巨大オブジェの由縁とは?(茨城県石岡市)

疫病退散・邪気払いなどを目的として、正月やお祭りの際に登場して舞い踊る獅子舞。

古くから日本全国各地で見られてきた文化的伝統であり、日本人であれば一度は目にしたことがあるような親しみのあるものでしょう。

そして、獅子舞が頭からかぶる獅子頭もまた大変特徴的ですが、そうした獅子頭と関連した珍スポットというものは日本各地に存在しています。

そこで今回は、そのような珍スポットのうちの一つである日本一の獅子頭について紹介していくことにします。

獅子頭自体が大変奇抜な見た目をしていますよね。

そのような奇抜さに輪をかけて珍スポットとなってしまうことがあるようね。果たして今回はどんな光景を見ることができるのかしら。

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目次

広場に設置された巨大な獅子頭

今回の珍スポット・日本一の獅子頭は、茨城県石岡市染谷の常陸風土記の丘というレクリエーション施設内にあります。この日は、東京の自宅から茨城方面へのツーリングの途中で立ちよりました。

茨城県のほぼ中央に位置する石岡市では、旧石器・縄文時代から弥生時代にいたる数多くの遺跡が発掘されていて、また、7世紀半ばには常陸国の中枢となる国衙がおかれ、国分寺・国分尼寺が建立されるなど、本県最古の都市として発展したということです。

常陸風土記の丘はそのように歴史的遺産を活用したレクリエーション施設であるということで、その名前も奈良時代の国司が編集したとされる「常陸国風土記」にちなんだものです。

駐車場にオートバイを止めて、施設入り口にあるお食事処「曲屋」で美味しい常陸秋そばを食べた後、施設の中を進んでいきます。施設は大変広い面積を有していて、落ち着いた公園のような印象を受けました。

施設内には、現代・中世・古代を表現したとされる「時の門」という風変わりなオブジェや、復元された古代家屋(有料)があるなど、歴史と関連したものがいくつか設置されています。

さらに施設の奥の方へと進んでいくと、遊具などが設置されている広場へと出ました。日曜日ということもあって、広場ではたくさんの親子連れが遊んでいるようです。

そんな大変微笑ましい光景であるべき広場において、何か一つだけ異分子のような混じっていることが見て取れます。その異様な気配へのほうへと向かうと、そこには驚愕の光景が訪問者を待っています…!

∑(๑ºдº๑)!!

広場奥に設置されていたのは、なんとも巨大な獅子頭!歴史文化を活用した施設内において、場違いではないかと思うほど奇抜なオブジェとなっており、この場に珍スポット的な光景を呈しておりました。

何も知らずに訪問した人は、なぜ巨大な獅子頭がこんなところにあるのだと疑問にもつことと思いますが、実は獅子頭自体は石岡市の歴史文化に根差したもの。

設置されていた案内板によると、江戸時代から石岡の民衆は、悪霊退散の守護神として、祭礼の中心に獅子頭を位置づけており、関東三大祭りの一つである「常陸国総社宮大祭」の獅子舞は、車輪のついた小屋に幌えをかけ、中には囃子連れが入り待ちを練り歩くという全国でも珍しいものとなっているということです。

このような石岡の文化的特徴を生かして、バブル時代のふるさと創生事業により一億円をかけて作られたのがこの日本一の獅子頭なのです。

台座からの高さは約14メートルと大変巨大なものとなっていて、日本一大きな獅子頭とされています。公式HPによると、常陸風土記の丘の見守り役として人気だとか。

そして、驚くべきことにこの日本一の獅子頭は眺めるだけでなく、台座左右にドアが設置されていて、そこから中へ入ることができるということ。

中には階段が設置されており、上ると獅子舞の口の中から広場を眺めることができて、なんだか不思議な気分になりました。

さらに階段を上ると、最上階にはお祭り時の獅子頭の写真や、様々な工芸品が展示されておりました。このように、巨大な獅子頭は、石岡の古くからの伝統に連なるものであることが見て取れますね。

日本一の獅子頭は、石岡の地域文化に根差したものなのだなあ。

まとめ

今回紹介した珍スポット・日本一の獅子頭、いかがでしたか!?

常陸風土記の丘というレクリエーション施設に設置された巨大な獅子頭は、石岡市の歴史文化遺産を活用するという施設の目的に沿うものであると同時に、そのあまりの大きさにより奇抜な光景を呈している珍スポットということができるでしょう。

施設内には食事処や復元されて古代家屋など他にも見どころがあるため、観光目的として常陸風土記の丘へ訪問して、獅子頭を見ることもいいと思います。

地域の歴史文化に根差した巨大な獅子頭から感じるロマン、気になる方はぜひ日本一の獅子頭に会いに行きましょう!

まとめ
  • 日本一の獅子頭は、茨城県石岡市染谷の常陸風土記の丘というレクリエーション施設内にある。
  • 獅子頭は、江戸時代から石岡の民衆により祭礼の中心に位置づけられていて、地域文化に根差したものである。
  • バブル時代のふるさと創生事業により一億円をかけて作られた。

訪問日:2024年2月18日

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