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大串貝塚ふれあい公園-巨大なダイダラボウが鎮座する公園とは?(茨城県水戸市)

茨城県の特色の一つとして、縄文・弥生・古墳時代の遺物が多く発掘されている点があり、その間の様子については奈良時代に編纂された『常陸国風土記』に記載があるようです。

このような地域の特色を生かして県内各地では様々な町づくりがされておりますが、このブログで紹介した常陸国風土記の丘くれふしの里古墳公園のように、時にはそれが珍スポットとなる例がいくつかあります。

今回紹介するのは、そのような珍スポットのうちの一つである大串貝塚ふれあい公園。果たしてそこではどのような光景を見ることができるでしょうか。

いよいよこのブログの珍スポット100か所目ですね。ここまで長かった(涙)

約1年8か月かかってここまでたどり着いたのね。私たちもこれに満足することなく、このブログの発展にさらに努めていきたいわね。

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目次

古代と伝説をモチーフとする公園

今回の珍スポット・大串貝塚ふれあい公園は、茨城県水戸市塩崎町にあります。この日は、茨城ツーリングの一環として当地を訪問しました。

公園付近に位置する大串貝塚は、奈良時代の『常陸国風土記』に記載されており、文献に記録されたものでは世界で最も古い貝塚とされています。また、同書には伝説の巨人・ダイダラボウがこの付近にいたとも記載されていて、貝塚はダイダラボウが食べた貝殻が積もったものだという話もあります。

このような史跡や伝説があるという地域の特色を生かして、平成3年にこの公園は開園したということです。

公園にはいくつか施設がありますが、筆者が駐車場から公園に向かう途中にまず目に入ったのが、旧石器時代から近世までの水戸の歴史を紹介している埋蔵文化財センター

建物は湾曲して一部崩れたような外観をしているなど大変特徴的ですが、これは縄文土器の文様や破片、巻貝、遺跡といったものをイメージしているのだとか。

途中には子供や犬が彫像されたベンチ。左の子供は犬にズボンを引っ張られてお尻丸出しになっており、なんだか笑ってしまいそうな様相を呈していますね(笑)

大きな芝生の広場もあり、親子連れが楽しそうにボール遊びなどをしていて、なんとも平和な雰囲気となっております。

広場からさらに奥の方へと進むと、ダイダラボウの足跡池というものもありました。常陸国風土記によると、ダイダラボウの足の長さは73メートル、幅は36メートルとされていたそうですが、そのサイズをもとに造ったそうです。

さらには、縄文・弥生・古墳時代の住居と生業の移り変わりを再現したとされる縄文広場という施設もありました。茅葺きの家となっていて、古代の人々に想いを馳せてしまうような光景となっていますね。

古代人を再現したと思われる像も立っていました。全く関係ないと思われますが、思わずコンクリート造形師・浅野祥雲のシュールな作品を思い出してしまいます(笑)

そして、この大串貝塚ふれあい公園のメインディッシュというべき、巨大なダイダラボウ像を見ていくことにしましょう。

公園の奥の方には白い外観をした巨大な男性像がありますが、この像こそ、かつてこの地域にいたとされる伝説のダイダラボウの像なのです。

ダイダラボウ像は立派なコンクリートの建物を台座として堂々たる姿で鎮座しております。こうした光景を見ると、どのようにしてこのように巨大なものを設置したのか気になってしまうところですね(笑)

髪と髭を無造作に生やしたダイダラボウの表情は微笑んでいるようにも見えて、どことなく優しげな印象も受けますね。

ダイダラボウの足元にいる人と比較すると、その大きさは一目瞭然ですね。巨人の高さは15.25mもあり、あの奈良の大仏よりも若干大きいのだとか(笑)

巨人が鎮座しているコンクリートの建物内に入ることもできます。中ではオルゴールが流れていて、巨人の優しげな表情をそのまま再現したような雰囲気に包まれていました。

建物内には、大串貝塚や茨城県のダイダラボウ、日本各地の巨人伝説に関する資料が掲載されていて、この施設が地域の特色を生かそうとするものであることが、これらの展示からもわかりますね。

ダイダラボウのものを模したを思われる巨大な手の彫刻など、様々なオブジェも展示されていました。

また縄文時代がモチーフのうちの一つということで、土偶の部屋なんていうものもありました。

せっかくなので中に入って見ると、そこにはなかなかの驚きが待っています。

∑(๑ºдº๑)!!

土偶の部屋には、なんとも特徴的な姿をした土偶が設置されているのに加えて、壁面が四方鏡となっていました。巨大なダイダラボウ像のなかにも、それに負けず劣らず珍スポット的な光景は繰り広げられています。

一通り展示物を見終わったあとは、設置されている階段を上っていくことにしましょう。上には2つの展望台があり、最初に出るのは台座屋上展望台。

台座上から間近にみるダイダラボウ像はこれまた巨大で迫力がありますね!よく見ると、巨人の隣には縄文土器のようなものも置かれていました。

そして、階段をさらに上って巨人の中を進んでいくと、ダイダラボウの手のひら展望台に出ることになります。見てください、本当に手のひらに乗っているかのような光景ですね。

青空の下、のどかな町並みが広がる爽快な光景。この日のツーリングの素晴らしい思い出の一つとなりました。

これまた郷土愛に満ちた公園なんだなあ

まとめ

今回紹介した珍スポット・大串貝塚ふれあい公園、いかがでしたか!?

史跡や伝説などを生かした公園における巨大なダイダラボウ像は、公園のモチーフをなぞりつつも、見る者に驚きを与える光景を呈しており、この場所を立派な珍スポットにしているということができるでしょう。

大洗海岸など近くにあるため、海水浴に行った際は巨人の様子を見に立ち寄ってみると、楽しい思い出がまた一つ増えるかもしれませんね。

古代をモチーフとした公園の巨人から感じるロマン、興味を持った方はぜひ大串貝塚ふれあい公園へ遊びに行きましょう!

まとめ
  • 大串貝塚ふれあい公園は、茨城県水戸市塩崎町にある。
  • 公園には、史跡や伝説を生かした様々な施設が設置されている。
  • 高さ15.25mもある巨大なダイダラボウ像は公園のシンボルであると同時に、珍スポットとしての様相を呈している。

訪問日:2024年2月18日

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