メインメニュー
都道府県別
月別アーカイブ

愛知県・豊川稲荷に鎮座するキツネの石像、その数は一千体以上!?

稲荷神=お稲荷さんは、古くは穀物・農業の神、現在では産業全体の神として日本で最も広く信仰されている神様の1つです。

総本宮である京都の伏見稲荷大社や日本3大稲荷をはじめとして、全国にはお稲荷さんを祀るたくさんの神社・寺院が存在しています。

そんな神社・寺院の中には、平凡な生活の日常性から逸脱して、我々に非現実的な驚異を与えてくれるような神秘的、一種の珍スポット的風景を有しているものもあります。

そこで今回はそんな神秘的・珍スポット的な風景が見られるお稲荷さんの1つとして、豊川稲荷の霊狐塚について紹介します。

稲荷神(いなりのかみ、いなりしん)は、稲を象徴する穀霊神・農耕神。稲荷大明神(いなりだいみょうじん)、お稲荷様、お稲荷さんともいう。…(中略)…本来は穀物・農業の神だが、現在は商工業を含め産業全体の神とされ、日本で最も広範に信仰されている神の一つである。(wikipediaより抜粋)

稲荷の神秘というと、伏見稲荷大社のたくさんの鳥居がまず思い浮かんでしまうなあ

もちろん伏見稲荷大社もいいけど、他にも素敵なお稲荷さんはたくさんあるの。そしてそこには珍スポット的な風景が生み出されたりもしている。今回はそんな場所を紹介するそうよ。

目次

豊川稲荷の前に、まずはいっぷく

今回紹介する珍スポット・豊川稲荷の霊狐塚は、愛知県東部の豊川市にあります。

筆者は以前愛知県に在住していたため豊川稲荷へ行ったことがありましたが、久しぶりにあの珍スポットを見てみたいと思い立ち、天気のよい休日にオートバイで出撃しますε=ε=٩(๑・∀・)۶

豊川稲荷があるのは愛知県ですが、豊川市と筆者の住む浜松は割と近く、下道でも1時間ちょっとで行くことができます。この日は国道1号・23号を経由して目的地を目指します。

以前に豊川稲荷を訪問した際は、境内に駐車場がなくてどこに停車すればいいかわからずに戸惑ったことがありましたが、2度目の今回はその要領を得ています。境内の近くに観光用の大駐車場があるため、そこにオートバイを停車しますフゥ…ε-ヾ(´ε`;)ゝ

駐車料金を駐車場のおじさんに払うと、「いいところだからゆっくりしていってね」と言ってくれました。ありがとうございます!

せっかく豊川稲荷へ来たのだから、珍スポットへ行く前に少し寄り道していくことにします。境内正面からのびる表参道には商店街があり、食事をしたり、お土産を買ったりすることができるため、そのあたりを散策しました。

お稲荷さんと言えば、稲荷神の使いであるキツネを連想してしまいますが、この街ではそのキツネがシンボルとなっているようで、商店街のいたるところにキツネが登場します

上の写真のものなどは手作り感があって親しみやすく可愛いですね( *˙ω˙*)و グッ!

店のシャッターにお祭りの様子が描かれているものもありました。こちらもでかでかとしたキツネが描かれていてねφ(・ω・ )フムフム…

またお稲荷さんと関係性があるもので、この商店街で注目すべきもう一つのものはいなり寿司。この商店街ではいなり寿司が名物とされており、食べ歩きや食事したりすることができるのです。

以前豊川稲荷へ来たとき、恥ずかしながら稲荷神といなり寿司の関係を知りませんでしたが、調べたところによると、油揚げは稲荷神の使者であるキツネの好物とされ、稲荷神社への供物とされていたことから、油揚げを使った寿司をいなり寿司と呼ぶようになったとのことですφ(・ω・ )フムフム…

筆者も早速、この商店街の中でも有名な松屋という店に入り、「プレミアム創作いなり寿司ランチ」を堪能しました。うますぎるぜえ( ゚Д゚)

豊川”稲荷”ということで、この街はキツネやいなり寿司と深く関係しているんだね。

CHECK

豊川稲荷のある街は、稲荷神と関係が深いキツネやいなり寿司がシンボルとなっている。

豊川稲荷の由緒

昼食を済ませたところで、次は豊川稲荷の境内へと参詣します。歴史あるというお寺ということで、本堂・山門などの建物は立派で境内もかなりの広さがあります。

豊川稲荷の正式名称は妙厳寺創建は室町時代末期の1441年で、今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの歴史上の人物を初め、一般の人々の信仰も広く集めてきたということですφ(・ω・ )フムフム…

稲荷というと一般的に神社と連想されることが多く、また豊川稲荷の境内にも神社のシンボルである鳥居が存在しますが、豊川稲荷が祀っているのは「豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)」という仏教の霊神で、神社ではなくれっきとしたお寺なのです

豊川吒枳尼眞天は稲穂を担いで白いキツネに跨っていること、また中世の神仏習合のもとでは豊川吒枳尼眞天が稲穂神と同一視されていたことから、このお寺は豊川稲荷として知られるようになったということですφ(・ω・ )フムフム…

豊川”稲荷”という名前なのに神社ではなくお寺。この意表を突く感じがたまらない!

CHECK

豊川稲荷は豊川吒枳尼眞天という仏教の霊神を祀るお寺で正式名称は妙厳寺。神社ではない。

霊狐塚、珍スポット的風景

さて、本堂でお参りした後はいよいよ今回の珍スポット・霊狐塚です。場所は本堂向かって右へ進んだ位置にあるということです。

霊狐塚への参道には鳥居が立っており、両サイドにはたくさんのキツネの石像と幟が設置してあります。静かな森林に囲われた場所にあり、神秘・深淵な雰囲気の中を進んでいきましたε=ε=٩(๑・∀・)۶

この参道脇にあるキツネの石像は表情にパターンがいくつかあるようで、比較してみるとこれまたおもしろい。こちらのキツネは目が細く鼻の下が長いようで、なんだか奇妙な印象を受けます(´・ω・`; )

一般的に稲荷神の使いであるキツネが何かを咥えていることがあり、それには稲穂・巻物・玉・鍵の4つがあるそうで、こちらのキツネはいかめしい表情で、知恵の象徴である巻物を口にしています。

こちらのキツネは鋭い耳や目つきで口が真一文字に閉じており、しっかりとした体で整然としています。なんだか非常に頼もしい…!

そんなこんなでキツネを比較しているうちに、あっという間に霊狐塚に到着です。入り口に横たわっているキツネもまた独特の表情…!

まっすぐ進めば祀られている神様を拝むことができるようですが、その周りから何やら気配を感じ取ることでができます。どれどれ、近づいて様子を見てみましょうε=ε=٩(๑・∀・)۶

∑(๑ºдº๑)!!

これはなんと、数えきれないほど大量のキツネが鎮座しています。しかもそれらは無造作に置かれているのではなく神様が祀られている中央の場所を向いているのです。

正面向かって左方の光景ですが、単体では特に何とも思わなそうなキツネ像でも、こうも大量に並ぶと一種のワンダーな感情を呼び起こされるようです。また、よく見ると平坦とは言い難い石の上にうまい具合にバランスを取りながら乗っているようです(((( ;゚д゚))))アワワワワ

こちらは正面向かって右側のキツネ像たち。深い森林の中にあることも相まって赤い前掛けをかけた大量のキツネ像により異様な雰囲気が醸し出されています。

そして、このキツネ像たちを一つ一つよく見てみると、これまた巻物や玉など咥えているものからその表情まで様々で、そこには一種の多様性が保持されています。今の世の中には珍しく、無機的に大量生産ではなく、職人さんたちによって心を込めて多品種少量生産されているのでしょうか(´-`).。oO

キツネ像たちの間には通路があり、いろいろな場所からそれらを見物することができます。こちらは通路を通ってキツネ像たちを後ろから眺めた様子。

こちらの霊狐塚の大量のキツネの石像は、豊川稲荷をお参りして祈願成就を果たした方が、その御礼として奉納したものということです。バリエーションゆたかに、大きいものから小さいものまで、その数なんと1000体以上にものぼるということですΣ( ºωº )

その大量のキツネ像から生み出される光景は、日常性からはかけ離れた神秘的・珍スポット的な別空間のようであり、豊川のパワースポットにもなっているそうです。また金運アップの御利益も得られるとか($∀$)

最初この霊狐塚を見たときは驚いて腰を抜かしてしまったよ笑

CHECK

霊狐塚には豊川稲荷に奉納された大量かつ様々なキツネの石像が鎮座しており、神秘的・珍スポット的な風景が生み出されている。

まとめ

今回紹介した珍スポット・豊川稲荷の霊狐塚は、一般的な観光地として扱われることが多い豊川稲荷の境内において、一種の珍スポット的な風景を呈している場所です。

豊川稲荷の境内には奥の院や千本幟など他にも見どころがあり、参詣道の商店街も賑わっていることから、他目的と併せて楽しむことができるでしょう。

大量かつ様々なキツネの石像から感じるロマン、興味がある方はぜひ豊川稲荷の霊狐塚へ!

まとめ
  • 豊川稲荷のある街は、稲荷神と関係が深いキツネやいなり寿司がシンボル・名物。
  • 豊川吒枳尼眞天という仏教の霊神を祀るお寺で正式名称は妙厳寺。神社ではない。
  • 霊狐塚には奉納された大量かつ様々なキツネの石像が鎮座しており、神秘的・珍スポット的な風景を呈している。

訪問日:2019年12月1日、2022年9月11日

詳細情報

クリックして応援お願いします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次