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鳥居観音、山頂に安置された巨大な観音像とその不思議な境内(埼玉県飯能市)

食料や水、木など自然の恵みをもたらす一方で、火山噴火や土砂災害を引き起こす山は、日本人にとって古来より神のような存在であり、信仰の対象とされてきました。

例えば、現在日本に存在する神社・寺院の多くが山の上に位置していたり、名称の前に山の名前がついていることからもそのような関係性は容易に見て取ることができるでしょう。

このように日本人にとって信仰の対象である山ですが、そのような信仰と結びついた山が時として珍スポット的様相を呈する事例は国内でいくつも報告されています。

今回紹介するのはそのような事例の一つである鳥居観音というお寺、果たしてそこではどのような光景を目にすることになるのでしょうか。

山にまで珍スポットが関係してくるとは思いもよりませんでした。

しかしそのような場所は日本古来の信仰と結びついて実際に存在しているの。山は珍スポット的観点からも楽しむことができるものなのよ。

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目次

いざ、鳥居観音へ!

今回紹介する珍スポット・鳥居観音は、埼玉県飯能市上名栗にあります。この日は東京の自宅から関越自動車道を経由して目的地へと向かいます。

ナビ案内に従い付近に到着すると、「鳥居観音」と大きく書かれた看板が立っていて目的地だということがすぐにわかりました。広々とした駐車場の隅のほうにオートバイを停車します。

駐車場横には鳥居観音の門が立っていて、参拝者を出迎えてくれているようです。高鳴る期待にまかせて、筆者も早速参詣道を歩いていきます。

参詣道には鳥居観音全体の案内図がありました。これによると、駐車場横の山門から入る境内は全体の一部で、その他にも山全体に様々な施設が点在していて非常にスケールの大きい寺院であることがわかります。

また案内図の隅の方に記載されていた概要によると、「「白雲山鳥居観音」は埼玉百選に選ばれた観光名所であり、広さが約30ヘクタール(東京ドーム6.5個分)ほどあり、その山内各所には開祖平沼彌太郎氏(雅号:平沼桐江)が30年以上もの長い歳月をかけて築かれた建造物」が存在しているということです。

本堂付近には開祖である平沼彌太郎氏と妻とみ夫人の像が立っていました。鳥居観音という壮大な珍スポットを作り上げる偉業を成し遂げた人物ということでなんだか格好よく見えてきますね。

本堂は一段高いところに位置していて、その前は石段に幟と大変立派な風格を呈しているようです。筆者も石段を上って賽銭と合掌をささげます。

本堂前に置かれていた案内によると堂内に入ることができるということで、拝観していくことにします。

堂内には立派な仏像が鎮座してありました。珍スポ的光景とは言えないものの、これはこれで十分見ごたえがありますね。

境内には一般的なお寺にあるような納経所もありお守りなどが売られておりました。また近くに関係者の方か、挨拶していただいたので、笑顔で挨拶を返します。

また境内の奥の方には、多数の仏像を初めとして、仏像美術工芸品、古文書、民族資料、写真資料などが数多く収蔵された、鳥居文庫という展示室がありますが、残念ながら資料調査のため閉館しており見学することはかないませんでした

CHECK
  • 鳥居観音があるのは、埼玉県飯能市上名栗。
  • 埼玉百選に選ばれた観光名所であり、広さが約30ヘクタール(東京ドーム6.5個分)ほどあり、その山内各所には開祖平沼彌太郎氏が30年以上もの長い歳月をかけて築かれた建造物がある。

本堂は割とオーソドックスな印象だけど、山中ではどのような光景を見ることができるのだろう。

参詣道

本堂を十分堪能したところで、今度は山に点在する施設を見ていくことにしましょう。

山の中を見学する手段としては車両と徒歩の2パターンがあるようですが、圧倒的に車のほうが時間短縮できるため、午後すぎで時間的余裕がなくなりつつあった筆者は迷わずオートバイで上るという選択をします。

こちらは徒歩での入山する際の入口。すでに軽い登山になることが目に見えてわかりますね。登山ルートは時間がかかりますが、大人200円、子供100円と金銭的には軽い負担でいくことができるようです。

一方、今回筆者がオートバイで進んでいくことになった道路入口。オートバイは300円ということで入山料入れにお金を入れて上がっていくことになります。ちなみに山頂まで続くこの道路ですが、舗装状態は良いとはいいがたく、途中で砂利道になるところもありました。運転していく方はくれぐれもご注意を!

道路を進んでいくと早速のお出まし、玉華門という色鮮やかな巨大なオブジェが入山者を迎えてくれます。オートバイと比較してもその巨大さは一目瞭然でしょう。仏教的珍スポの予感がプンプンとしてくるようですね。

この他にも道路の途中には、大鐘楼納経堂などの見どころが点々としています。気を取られないように車の運転には注意しないといけませんね!

CHECK
  • 山の中を見学する手段としては車両と徒歩の2パターンある。
  • 車両も徒歩も入山料がかかる。車両の場合は道路の舗装状態が良くないため注意が必要。
  • 道中にもいくつかの仏教的オブジェが見られる。

道中を進んでいるうちに、期待のボルテージはどんどん高まっていきそうね!

救世大観音

そして山頂を目指していて走行していたところ、何とも驚愕の光景がちらほらと筆者の目に入ってくるのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

∑(๑ºдº๑)!!

何でこんな山奥にあんなにも巨大な観音像が立っているんだ!?埼玉の山奥にこんなものがあるなんて学校の教科書にも載ってなかったぞ?矮小な学校教育への呆れと最高潮に高まった珍スポ的興奮を胸に、山頂の巨大観音像を目指していきます。

山頂付近の道路はけっこうな悪路であったものの、無事山頂駐車場へと到着。すぐにでも観音様のもとへとかけつけたいところですが、まずはあたりを散策します。

お、駐車場脇に休憩所の小屋があったためちょっと休憩…といきたいところですが、残念ながら「老朽化のため使用出来ません」ということです。

観音様へと向かう途中の道には、なんと大量の卒塔婆が!ここまで整然と並んでいると、なんとも不思議な光景のように見えてきます。

そしていよいよ念願の観音像とご対面になります。こう近くで見ると、その巨大さは一目瞭然ですね。

山頂にこのように巨大な仏教的オブジェが立つことで、鳥居観音のパワースポット・珍スポットとしてのレベルは格別な高さにまで引き上げられているようです。このような異様な光景が見られるのは筆者の知る限りこの鳥居観音をおいては他にありません。

観音様の足元には観音様を守るように偵察しているような像もありました。まったく細部まで油断できませんね!

観音像の下にはご由緒が書かれた案内板がありました。それによると、この観音像が建立されたのは昭和46年。海抜500mの当地に観音像を建て山自体を本堂に見立てたものであるということで、堂屋の高さは12m、その上に立つ観音像の高さはなんと23mにも及ぶということです。

制作するのにヘリコプターを使用する過程もあったということで、何ともスケールの大きさを垣間見ることができます!

観音像が立つ堂屋ですが、なんと扉は解放されていて中に入ることができるようです※。予想外の展開に歓喜に打ち震えながら、受付の人に拝観料を払って未知なる世界へと突入する準備をします。

(※ただし開館しているのは土・日・祝日の9:00-15:00までであり、拝観料も別途200円かかるので注意していく必要があります。)

突入する前の柱にはすでにこんなものが!複数のこま犬?のような動物が尾から頭へと連なることで、無限の円環が象徴されているようにも思えます。入り口付近でこれだから中はもっとすごいことになっているだろうと、もはや待つことさえできないほど期待の高まった筆者は、いよいよ堂内に突入していきます…!

お、まずはたくさんの仏教的彫刻が鎮座していますね~。しかし、これほどのものなら他の寺院にも見られそうなものですが、なにやら彫刻の後ろに違和感のようなものを感じます。うーむ、なんだろう…

また他方にもたくさんの仏像が安置されています。しかし、ここでも仏像の後ろから発せられる違和感のようなものはぬぐえません。やはりこの違和感の正体を見極めなければなるまいと、その方へ眼を凝らすとそこには驚愕の光景が繰り広げられているのでした…!

∑(๑ºдº๑)!!

∑(๑ºдº๑)!!

∑(๑ºдº๑)!!

違和感の正体は、なんと壁にかけられた数えきれないほどの大量の観音像なのでありました…!ここまでたくさん並べてあると、単体では決して感じることができないような、摩訶不思議な感覚に誘われます。

一部の壁にはまだかけられていない場所があったりするのも、また味があって大変よい!

堂内を見まわしていると直径50センチ以上もあると思われる巨大な柱が複数ありました。受付してくれた方の説明によると、上の観音像を支えるためのものであるということで、このおかげで東日本大震災の際にも損壊をまぬがれたということです。

巨大な柱の中に立つ不動明王。こちらもただならぬ雰囲気が見て取れますね。

正面には大変立派な大仏様が鎮座していました。もちろんこの周りにも大量の観音像が大仏様を守るようにしてかけられています。

このようにたくさんの見どころのある堂内ですが、中央部には鉄製の立派な螺旋階段があり、なんと観音像のなかを胎内めぐりしながら登っている行けるというのです。いったい鳥居観音はどこまで筆者を驚かせれば気がすむのでしょうか…!

堂内から見上げた螺旋階段はこのように天井を突き抜けて行っています。そしてきらびやかなランプの上には上半身のみ突き出るようにした観音像が螺旋階段を囲うように安置されておりました。

高鳴る期待を胸に問題の螺旋階段をのぼっていくことにします。

螺旋階段の途中には、仏様が絵が描かれた色鮮やかなステンドグラス。受付してくれた方の説明によると、このステンドグラスは外から見ることができず、堂内からのみ見ることができるものということです。

観音様の胎内になると周りはコンクリートむきだしで、だんだんと階段の幅も狭くなっていき、しまいには梯子へと変わっていきます。

最後まで登りきると、そこには非常に頑丈そうな鉄製の扉が現れました。この扉の外にでは観音様の肩の上から周囲を展望できるということで、おそるおそる扉を開くことにします。

Oh!本当に展望できる!転落防止の観点からか、まわりはがっちりフェンスで囲われていますが、観音様の肩の上から壮大な景色をみることができます。

観音様の頭部も間近で見ることができます。フェンスがしっかりと設置されていてちょっと痛そうにも思えます。

CHECK
  • 山頂に立つのは、高さは12mの堂屋の上にたつ、高さ23メートルの救世大観音。
  • 建立されたのは昭和46年で、制作の過程ではヘリコプターも使用された。
  • 見どころたくさんの堂屋や観音像内も見ることができる。ただし開館時間は限られているため注意が必要。

山頂の観音様を眺めるだけでなく、中も見ることができるなんてレベル高すぎるよ…

玄奘三蔵塔

開館時間内に観音像の堂内を見たかったため先にそちらを優先しましたが、実は救世大観音に至る道中にも大きな見どころがあります。

それがこの玄奘三蔵塔。この付近は秋になると紅葉で色づくところとなっており、北野武監督の映画「Dolls」の撮影シーンでも使用された場所になります。

玄奘はインドから唐代の中国にたくさんの仏典を持ち帰り、それを翻訳して仏教の発展に寄与した法師で、西遊記などでも有名ですね。玄奘三蔵塔はなんとその玄奘の分骨が納められた仏塔であるということです。

近くには、立派な玄奘三蔵法師の像も立っておりました。このように像を眺めていると、法師の偉大な功績に思いを馳せてしまいますね。

さて、ご由緒や玄奘の像自体には特に変わった要素は見られませんが、仏塔自体は非常にユニークな特徴をいくつも見ることができます。それは近づいてよく見てみると一目瞭然です。

∑(๑ºдº๑)!!

これまたエキゾチックで特徴的なオブジェにより装飾されていますね。珍スポ的な要素がぷんぷんと漂っているようです。

手前にあるのは一般的なお寺によくあるような大香炉でしょうか?しかしこれまた非常に特徴的な装飾で、一見では香炉という機能には思いもよらないでしょう。

お寺の前に立つ柱には象が描かれているようですが、直方体の面に書かれたその姿は普通の象の姿とは程遠く、引き伸ばされた目は笑っているように見えて異様にも思えます。

塔の台座に登っている動物は獅子でしょうか?今にも動き出しそうなほど躍動感あふれたものとなっています…

台座下の四方には、何をモデルにしたかはわからないような、非常に幾何学的な生き物が彫刻されてありました。玄奘三蔵塔はこのように珍スポ風味あふれる装飾が施されているのです。

ちなみに台座の横には入口があって中には入ることができるようで、そこには机と椅子が設置してありました。

CHECK
  • 道中には玄奘三蔵法師の遺骨が納められているとされる玄奘三蔵塔がある。
  • 仏塔にはエキゾチックでユニークな装飾がいくつも施されている。
  • 北野武監督の映画「Dolls」の撮影シーンでも使用された。

北野武監督の映画でも使用されるなんて、珍スポットという枠だけにはおさまらないすごいところなのね。

平和観音

そして、鳥居観音において最後を飾るにふさわしい見どころが、山中に安置されているユニークな平和観音

実は先に紹介した救世大観音が立っている場所からも、平和観音の姿は遠目に確認できておりました。上の写真のように、地球をモデルにした青い球体の上にぽつねんと立っている姿が非常に印象的ですね。

この平和観音を間近で見るためには少々徒歩で山中を歩く必要があります。筆者のように車両で山を登ってきた場合は、先に紹介した玄奘三蔵塔の前に駐車して行くのが一つのルート。今回はこの道で平和観音を目指します。

なかなか足場が悪そうな道が続きます。参拝する際はしっかりとした靴で来る必要がありそうですね。このような道を10分ほど歩いていくと、いよいよ待ちにまった平和観音とご対面になります。

∑(๑ºдº๑)!!

木々に囲われた視界が開けると同時に見えてきたのは青い球体に乗る凛々しい平和観音像、この日のテンションは最高潮に達します。

平和観音へと続く道を一目散に進んでいくと、遠くからは夢のようにも思えた平和観音をこんなにも身近に見ることができました!

真下からみると、平和観音の乗っているものが本当に大きな球体であることを改めて実感します。ところどころはがれているところもありますが、青い塗装が鮮やかな色合いを出しています。

また、遠目ではぼやけていた青い地球の上に立つ観音様も、このように近くからだとしっかりと見ることができました。この山中を歩いてくる間に筆者の心も少しは清められたということでしょうか笑

近くには平和観音のご由緒板。地球上の人類が生み出した科学文明の発展に伴い、自然破壊が急速に進んだことでこのままだと人類生活の破滅を憂慮したことから、開祖平沼氏が天地自然とともに人類の繁栄を祈念して地球愛護平和観音を建立したということでした。

この平和観音の下は展望台となっていて、平和観音が守る自然の雄大な景色を眺めることができます。上の写真のように、巨大な救世大観音も遠目に見ることができますね。

CHECK
  • 地球をイメージした青い球体に乗る平和観音を間近で見るためには徒歩で山中を歩く必要がある。
  • 科学文明の発展に伴い自然破壊が急速に進んだことを憂慮したことを背景に、開祖平沼氏が天地自然とともに人類の繁栄を祈念して平和観音は建立した。

この平和観音の姿を胸に刻んで、私たちはこの地球を守るために努力していかないといけないわね。

まとめ

今回紹介した珍スポット・鳥居観音、広大な山内各所には、山頂にたつ救世大観音を初めとして平和観音や玄奘三蔵塔など施設が点在しており、珍スポットとして非常にレベルの高く見どころの多い場所でした。

そして仏教を軸にして、このような施設を30年以上かけて作り上げた開祖平沼彌太郎氏の努力・才能は計り知れないものであり、その偉業は称賛に値するものであるといえるでしょう。

珍スポットファンもそうでない方も胸を張ってオススメできる施設ですが、一部山中を歩く必要があったり救世大観音内の開館時間は限られていたりするため、訪問前には十分な準備・調査をしていきましょう。

広大な山内各所に点在した珍スポ的施設から感じるロマン、気になる方はぜひ鳥居観音へドライブへ行ってみましょう!

まとめ
  • 鳥居観音があるのは、埼玉県飯能市上名栗。
  • 埼玉百選に選ばれた観光名所で、広さが約30ヘクタール(東京ドーム6.5個分)ほどあり、その山内各所には開祖平沼彌太郎氏が30年以上もの長い歳月をかけて築かれた建造物がある。
  • 山頂にたつ救世大観音を初めとして、平和観音や玄奘三蔵塔など様々な珍スポット的景観を見ることができる。

訪問日:2023年10月8日

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