普段、自動車をはじめとする乗り物についているタイヤ。
もしあのタイヤが走るという用途を超えてしまい、怪獣にもなってしまうとしたらどうしますか?
筆者はそのような公園が愛知県の山間部にあるという情報を掴みました。
今回は、走るという用途を超えてタイヤが大活躍するという、横浜ゴム・タイヤランドについて紹介します。
ゴ○ラ現る!?
今回紹介する珍スポットは、愛知県東部の新城市にあります。
タイヤが活躍するとされるのは、横浜ゴム 新城工場の隣にあるタイヤランドという場所です。
オートバイで浜松から国道301号を北上していくと着きました。
横浜ゴムの受付で話して、駐車場にオートバイを停車します。
すぐ近くには電車も通っていて、最寄駅は飯田線の野田城駅。
戦国時代に徳川家康と武田信玄が勢力を競って争ったとされる、あの野田城の近くです。
タイヤランドに入ると、何やら黒い物体がすぐに見えてきました。
まずは手前の物体を見上げてみます。
∑(๑ºдº๑)!!
これが噂に聞いた怪獣でしょうか!?
少年時代に見たあの映画の怪獣に似ていますが、こちらは全身がタイヤで構成されていて、あちらとは似て非なるものです。
さらに手前で眺めてみると、ものすごい大きさで圧倒されます。
そして、この怪獣は全身が実に様々なサイズのタイヤが組み合わされて作成されているのです。
横から見てみると尻尾も生えており、根元から尾の先に向かうにつれて、大きいタイヤから小さいタイヤが使われているなど、かなりの工夫が施されていることがわかります。
タイヤに熟練しているからこそできる技なのでしょうか。
手前の説明板には怪獣の情報。
怪獣の名前はなんと、ゴムラ!
姿だけでなく名前もあの映画の怪獣と似ていますが、こちらはゴムで構成されているためにゴムラ。
怪獣の情報は以下の通り。
全高:9.5M 全長:14M 総重量:20トン 使用タイヤ:115本
一つでは小さいタイヤを組み合わせることで、このように大きな仕事を成し遂げられているのです。
対となるのは首長竜
ゴムラに続いて、もう一体はどうでしょうか。
∑(๑ºдº๑)!!
これもまたすごいことになっていますね!
もう一体のほうも様々な種類の大量のタイヤにより、超巨大スケールの怪獣を実現しています。
近づいてみると本当にいろいろなタイヤが使われていることがわかります。
首がすごい角度で曲がっているのと、尾についている扇型の物体が何なのか気になりました。
タイヤ恐竜に喜んだ子供が乗らないよう「あぶないからのぼらないでね」の看板も立っています。
こちらの手前にも説明板。
名前はなんと、首長竜!そのままですね笑
全高:8.5M 全長:15M 総重量:18トン 使用タイヤ:430本
大きさも重さもゴムラと同程度ですが、使用タイヤはその4倍近くに上ります。
ゴムラよりも比較的小さなタイヤが使われているということがわかります。
いたるところにタイヤ
周りを散策していると、タイヤが使われているのは、ゴムラや首長竜だけではありません。
このタイヤランドでは、実にいたるところでタイヤが活躍していました。
水道・水飲み場を構成するカラフルなタイヤ。
地面に埋まり、ベンチを支える縁の下の力持ち的タイヤ。
南国植物を育む植木鉢的タイヤ。
城川工場長の植樹を記念する巨大な青黄のタイヤ。
タイヤのしくみ・製造について解説する看板。
完成記念石碑を支えるタイヤ。
まさかタイヤが走る以外にこのようなこともできるとは。。
実にタイヤ愛に溢れたタイヤランド。
様々なタイヤによる活躍から感じるロマン、興味がある方はぜひ横浜ゴム・タイヤランドへ!
訪問日:2020年12月6日
詳細情報
- 住所 :愛知県新城市野田古屋敷1
- アクセス:JR野田城駅より徒歩5分/東名高速道路 豊川ICより15分
- 料金 :無料
- 駐車場 :有 (横浜ゴム受付で確認)
参考:他にもあるぞ!タイヤ公園
タイヤは走るものという既成概念を打ち壊すものとして、以下のような珍スポットもあります。
コメント