スーパーやデパートにおいて、衣服やファッションの陳列を行う際に用いるマネキン人形。フランス発祥のものとされるその人形は、もはや我々の生活において当たり前のような存在となっています。
このようなマネキン人形について、展示品の宣伝・販売促進を行うというのが本来の役割です。しかし、マネキン人形の中にはそのような役割から逸脱して、珍スポット化するという現象がたびたび報告されています。
そこで、今回はそのような珍スポットのうちの一つであるナナちゃん人形について、実際に訪ねた際の様子をもとに小編にて紹介します。
珍スポットではありませんが、シュールなマネキンと聞くと、子供のころに放送していた「オー!マイキー」を思い出します。
マネキンは時にその文脈から逸脱して、シュールな光景を呈することがあるのね。果たして今回はどのような光景を見ることになるのかしら。
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名鉄百貨店前に立つ巨大マネキン
今回の珍スポット・ナナちゃん人形は、愛知県名古屋市中村区にあります。この日は名古屋観光の一環として目的地へと向かいます。
名古屋と言えば愛知県の県庁所在地であり、同県および中部地方で最多の人口をもつ政令指定都市・中核都市。観光・グルメなどの見どころもたくさんあるこの街には、訪問日も多くの人でにぎわっていました。
伝説のコンクリート造形師・浅野祥雲を初めとして、珍スポットの著名人を多く輩出していることからもわかるように、名古屋と珍スポットは大変関わりの深いものとなっていて、市内にはたくさんの珍スポットも有しております。
そんな名古屋における今回の珍スポットは、なんとこの街の顔とも言える名古屋駅の名鉄百貨店前にあるのです。早速その様子について、見ていくことにしましょう。
名鉄百貨店前もたくさんの人が行き交っていておりますが、その中に何か異様な存在感を呈しているものがあるようです
少しずつ接近していくと、無個性な雑踏の中で、一つだけ抜きん出た存在感を示しているものの姿がだんだんと明らかになってきました。それでは、一気にその姿のもとへ駆け寄ることにしましょう。
∑(๑ºдº๑)!!
なんと名鉄百貨店前に立っているのは、大人一人を軽く凌駕する大きさをもった巨大マネキン！これぞ今回珍スポットとして紹介するナナちゃん人形なのです。
全長はなんと約６メートル！その巨大さ、そしてあまりにも場違いな場所に立つことによって、この百貨店前には何ともカオスな光景が形成されていますね。行き交う人々も、ナナちゃん人形のあまりの巨大さに目を止めて立ち止まっている人が何人もいました。
公式HPによると、昭和48年に名鉄百貨店セブン館の一周年を記念するシンボルを検討していたところ、東京で行われたマネキンの展示会でインパクトある巨大な人形を見つけ、それをマスコットにすることにしたのが、ナナちゃん人形誕生のきっかけということです。
名前を一般公募したところ、セブンをもじった「ナナちゃん」が採用され、ナナちゃん人形として名鉄百貨店前に立つことになり、以来名古屋駅前の顔になっているそうです。
この日は競輪の衣装をまとっていたナナちゃん人形ですが、衣装については定期的に様々なものに着せ替えられているということで、公式HPにはこれまでの衣装の記録が掲載されています。名古屋駅を訪問した際は、来ている衣装の確認を兼ねて、ナナちゃん人形に会いに行きたいところですね。
さすが珍スポットの街・名古屋。駅前にもとてつもない光景が繰り広げられているんだね。
まとめ
今回紹介した珍スポット・ナナちゃん人形、いかがでしたか！？
全長6メートルという巨大マネキンが、都会の百貨店前というあまりにも場違いな場所に立つことによって、何とも不思議な光景が形成されており、間違いなく名古屋を代表する珍スポットの一つということができるでしょう。
名古屋駅前という好アクセスの場所に位置しているため、名古屋観光の際に併せて訪問すると、旅の忘れられない思い出がまた一つ増えることになるでしょう。
駅前に展示された巨大なマネキン人形から感じるロマン、興味をもった方はぜひナナちゃん人形に会いに行きましょう！
- ナナちゃん人形は、名古屋駅の名鉄百貨店前にある。
- 全長は約6メートルと、大変巨大なマネキンとなっている。
- 昭和48年に名鉄百貨店セブン館の一周年を記念するシンボルとして採用され、以来百貨店前に立つことになった。
- 定期的に様々な衣装に着せ替えられている。
訪問日：2021年12月11日
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