全国に数多ある神社・寺院の中には、一般的な常識では想定できないような特徴を有することで、珍スポットとして扱わているものがあります。
しかし、ひとえに神社・寺院の珍スポットといってもその特徴は様々。巨大な大仏や大量の石像、仏像が配置された洞窟など、各々の神社・寺院が様々な方向性により珍スポットと化していて、そこには一種の多様性を見ることができます。
そんな珍スポット系の神社・寺院として今回紹介するのは、石像や絵馬などにたくさんのおっぱいを使用することで独特・奇抜なお寺となっているという間々観音。果たしてそこはどのような場所なのか?
たくさんのおっぱいだなんて、いかがわしい場所じゃないか心配だわ。
いかがわしいと思う人こそいかがわしいのよ。
胸に関する御利益を願うことは当然のことだと思うわ。
さあ、行くわよ。
間々観音とは?
今回紹介する珍スポット・間々観音は、愛知県小牧市の小牧山の麓にあります。
このすぐ近くには、戦国時代にかの織田信長が一時期拠点としていたという小牧山城跡があることでも有名です。
創建は1492年の室町時代。かつては小牧山にあったが、織田信長の命令によって現在の地へ移ったとされています。
夫を亡くして生活苦にあった母親が、幼児に与える乳が出なくなったために、山上の観音様にお供え物をして無心に祈り続けたところ、乳が出るようになったという昔話があったことから、間々観音は授乳を初めとして、子育て、おっぱいの発育、安産、子授けなどの御利益があるとされ、日本で唯一のお乳のお寺とされています。
室町時代に創建された間々観音には、授乳、子育て、おっぱいの発育、安産、子授けなどの御利益があり、日本で唯一のお乳のお寺とされている。
境内にはたくさんのおっぱい
早速山門を通り境内に入ると、そこには目を疑うような驚くべき光景が広がっていました。
おっぱいの石像
∑(๑ºдº๑)!!
境内に入るとすぐに目に飛び込んできたのは、女性のおっぱいを模した石像と、その乳頭から流れ出る水を受け止める手水舎。序盤からいきなり大物出現です…!
乳房の下にさりげなく書かれている「ままかんのん」という平仮名からは、どことなく優しい印象を受けます。
さらに驚きなのが、このおっぱいの石像はお釈迦様が座って修行をしておられる尊い姿をイメージして造っているということで、お釈迦様の顔を間々観音のシンボルお乳で表現しているということです。
まさかこのおっぱいの石像がお釈迦様を模しているなんて、説明を読むまで思いもよりませんでした。あまりにも斬新すぎます…
これ以外にも、境内にはいくつかおっぱい関連の石像が見受けられます。
こちらは線香を立てる香炉ですが、なんとその上を覆っているのは石造りのおっぱい。手水舎と同じように、こちらも優しい感じで「ままかんのん」と書かれています。
さらに慈乳勧世音という石像は、参拝者が近づくとなんとセンサーで反応しておっぱいから水が流れ出すという仕様になっています。なんと高機能なんだ…!
おっぱいの案内
境内のおっぱいは石像だけではありません。様々な案内においてもおっぱいを見ることができます。
「はいらないでください ままかんのん」と立ち入りを禁止する案内には、なんと絵馬に乗ったおっぱいの絵。
また、「日本唯一お乳のお寺 間々観音へようこそ」という案内。たくさんのおっぱいで全国各地ある寺院の中でもユニークなお寺になっているのは間違いなさそうです…
さらには、おっぱいの絵馬の絵とともに「しあわせいっパイ むねいっパイ」と書かれた幟までありました。おっぱいとかけているのですね…笑
立て看板には、おっぱいの絵と「おちちのおねがい」。きっと胸に関するたくさんの願いを聞き届けてくれているのでしょう。
本堂
続いて本堂。建物自体は一般的な寺院のように立派なものとなっていますが、本堂内にはたわしでさする石造りのおっぱいや、おっぱい関係の古い絵馬、おっぱい関係の奉納物などが飾られていて、これまた独特の空間と化していました。
そんな本堂ですが、本堂内は撮影禁止ということでした。残念…気になる方は実際に足を運んでみてください。
絵馬
最後に本堂のすぐ近くに掛けられたたくさんの絵馬を観察していきます。
通常の絵馬と異なり、何やら絵馬には立体的構造物が取りつけられているようです。もう予想はついていると思いますが、その構造物の正体は、本日境内で幾度として見てきたおっぱい。
豊満なおっぱいが取りつけられた絵馬には、たくさんの参拝者の方の願い事が書かれていました。
乳がんからの回復など健康に関する願い事や、安産祈願、乳が出るようにという願い、おっぱいが成長するようにといった願いまで、参拝者の様々な思いが込められていました。
おっぱいに関係した石像や幟、案内、絵馬があり、境内でたくさんのおっぱいを見ることができる。
本当にいたるところにおっぱいだらけね
まとめ
今回紹介した珍スポット・間々観音は、石像や案内、絵馬までいたるところにおっぱいが使用されているという、常人には考えも及ばないような大変奇抜なお寺でした。
交通のアクセスはよく、小牧山城跡をはじめとして近くにはいくつもの観光地があり、男性のシンボルをまつることで有名な珍スポット・田縣神社も近くにあるため、他の目的とも併せて行きやすいです。
ただ、男一人で参拝した筆者は若干居心地が悪かったため、男性の場合は家族やカップル、友達と一緒に訪問した方がいいかもしれません(笑)
境内に見られるたくさんのおっぱいから感じるロマン、気になる方はぜひ愛知県小牧市の間々観音へ!
- 室町時代に創建された間々観音には、授乳、子育て、おっぱいの発育、安産、子授けなどの御利益があり、日本で唯一のお乳のお寺とされている。
- おっぱいに関係した石像や幟、案内、絵馬があり、境内でたくさんのおっぱいを見ることができる。
訪問日:2022年2月12日
詳細情報
- 住所 :愛知県小牧市間々本町152
- アクセス:東名高速道路 小牧IC 約2km 約7分
- 入場時間:7:30-17:00
- 休日 :無休
- 拝観料 :無料
- 駐車場 :無料
- 問合先 :0568-73-6173
- 公式HP :https://mamakannon.wixsite.com/index
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間々観音のことも載っているわよ。
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