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巨大マンモスと大量の石像!浜松の登山道に残る北大路コレクション

浜松の珍スポットと言えば、竜ヶ岩洞が紹介されることが多いと思います。

しかし、ツーリングにより浜松にはまた別にすごい珍スポットがあることがわかりました。

今回は珍スポットマニアにもあまり知られていない、北大路コレクションについて紹介します。

浜松といったら、うなぎや餃子などで有名ですよね。
珍スポットなら竜ヶ岩洞や浜名湖周辺の特徴的なトイレを知っています。

実はそれ以外にも浜松には、驚くべき珍スポットがあるの。
今回はそれを紹介するそうよ。

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目次

アクセス方法

今回紹介する珍スポット・北大路コレクションは静岡県浜松市の浜名湖北方・奥浜名湖というところにあります。

奥浜名湖は、ライダーの間では奥浜名オレンジロードという農道が有名で、休みの日にはたくさんのオートバイが走行しており、筆者も時折ツーリングをしております。

そんな奥浜名湖にある珍スポットについては、2つの行き方があります。

1つ目は尉ヶ峰スカイラインより向かう経路。

尉ヶ峰スカイラインは細江公園付近で奥浜名オレンジロードに接続していますが、1車線分の道路幅しかなく、落ち葉が落ちているなど路面状況が悪いため、車の運転には注意が必要でおすすめしません(-_-;)

2つ目は尉ヶ峰への登山道より向かう経路。

北大路コレクションは尉ヶ峰へ向かう登山道上に位置するため、登山道により目的地へ徒歩でアクセスすることができます。

上記の地図において、青いマーカーで塗ったところが今回紹介する珍スポットの場所です。

CHECK

北大路コレクションへの行き方は尉ヶ峰スカイラインと尉ヶ峰の登山道があるが、前者のスカイラインは悪路であるため、後者の登山道を経由する方が無難。

私は運転にあまり自信がないから、おとなしく登山道から行くとしよう。

入口付近

かく言う筆者は、無謀にも浜松市街の自宅から奥浜名湖へ行き、悪路の尉ヶ峰スカイラインを走行して目的地へ向かいました(^^;

尉ヶ峰スカイラインは森が生い茂った山道で、途中には特に何もありません。

細江公園から尉ヶ峰スカイラインを4kmほど進むと、「北大路コレクション」という看板と横開きの柵があって、目的地に着いたことがわかります。

看板には「アジア・中国秘宝品」「入場料」「入館者以外の侵入を禁止する」などと記載されており、何らかの物品を展示する美術館・博物館的な施設であったことがうかがえます。

看板裏

看板裏には「アートの光と空気をあなたに」というキャッチフレーズ。

入口は柵で閉ざされていますが、当施設は現在営業しておらず、またこの柵の先はすぐ登山道につながっていて登山道側からこの柵のほうへ降りてくる方もおり、柵としての役割がないようです。

CHECK

奥浜名湖の山中にある北大路コレクションは、何らかの物品を展示する美術館・博物館的な施設であったと考えられるが、現在は営業していない。

山道の途中にこんな施設があったなんて驚きだね!

登山道付近にたたずむ謎の石像群

入口柵の脇には人が通れるくらいのスペースがあり難なく進めました。

入り口先の道に見えてきたものはなんと、、!?

∑(๑ºдº๑)!!

石像!?

石像の種類としては仏像でしょうか。しかし日本の寺院などで見る仏像とは少し異なった印象を受けます。

しかもこの石像、よく見るとおかしな表情や格好のものも混ざっており一筋縄ではいきません。

嫌なことには聞く耳を持たない

OK!?

東洋版考える人?

ボケーッ!

堀が深い?

危ない!

ここまで紹介したのはこの場所に乱立している石像のほんの一部で、これ以外にも大量・様々なバリエーションの石像が鎮座してあります。

登山をしている方の中にもやはり気になるのか、立ち止まって観察している方もいらっしゃいました。

おそらくこの石像群も、北大路コレクションの展示物の1つであったのではないかと考えられます。

CHECK

見所その1:日本の仏像とは異なる雰囲気とユニークな特徴を持った大量の石像群がある。

個人的には、OKサインを出すように腕で輪を作っているおじいさんの石像がツボでした笑

森に潜む巨大マンモス

登山道あたりを散策していると、茂みに何やらまた異様なものがこちらを見ているようです。

視線の感じる方に進むと、そこにはまた衝撃的なものが筆者を待ち構えていました。

マンモス!?

なぜかこんな浜松の山中に自分よりもはるかに巨大な赤橙色のマンモス像がありました。

しかもその目は限界ぐらいまで大きく見開かれていており、なかなか圧巻の表情、、

マンモスも何匹かいるようですが、こちらは前足をあげていてなかなかの躍動感、、

大きく口を開けながら威嚇している巨大マンモスが今にも襲い掛かってきそうで、すごい迫力です(-_-;)

後ろ姿も尻尾や毛並みなどすごくリアルに作りこまれていますね。

こちらは周りに草が生い茂っており、残念ながらどのような恰好であるのか確認できませんした(T-T)

「危険ですので、マンモスの上に乗らないで下さい 北大路」という注意書きが落ちていました。

怖くてあまり登りたいとは思いませんが(-_-;)

石像に加えてこの巨大マンモスも、北大路コレクションの展示物であったということがわかります。

CHECK

見所その2:赤橙色の巨大マンモス像も何体かあって、今にも動き出しそうな迫力がある。

こんな巨大マンモス、どうやって山中に運んだんだろうね。

謎の展示場

さらにマンモスの傍らには、第2展示場という看板。

北大路コレクションには石像や巨大マンモス像以外にも他に何か展示していたことがわかります。

立て看板の案内に従って進みましたが、、

「第2展示場」と書かれた建物がありましたが、残念ながら扉は閉ざされており建物内も真っ暗であるため、どのようなものが展示されていたか確認することができません。orz

またこの近くに、今度は第3展示会場と記載された案内板が立っています。

こちらも案内に従い進んでいきましたが、、

残念ながら、こちらの建物も扉は閉ざされていました。orz

登山道に戻ってあたりを散策していると、ひどく錆びがかっていてかなり老朽化が進んでいると思われる建物。

第2、3展示場とありましたが、こちらはひょっとして第1展示場だったのでしょうか。

上の方にはなにやら金色の像が立っているのが見えます。

私有地であると考えられ柵も固く閉ざされており、また老朽化による倒壊の危険性もあることから、さすがに中に入るのはやめました。

果たしてこれらの建物にはかつて何が展示されていたのでしょうか。

CHECK

見所その3:石像や巨大マンモス以外の他のものを展示するための会場があった。

この施設の存在をもっと早く知っていれば、建物内の展示物も見学することができたのに涙

打ち捨てられた廃屋・廃材

石像、マンモス、展示場以外にも施設に関係していて、やがて打ち捨てられたと思われる廃屋・廃材がいくつもありました

こちらは登山道沿いにある廃屋。錆がかっていてかなり老朽化が進んでいるようです。

傍らには例の石像や「絵画・木彫彫刻・古美術展示場」と記載された看板があり、こちらの廃屋もかつて北大路コレクションの関連施設であったことがうかがえます。

その他にもこんな山奥に巨大なコンテナ。中には何が入っているのでしょうか。。

こちらは周りにはまったく川の気配がないのに木製水車。倒壊してしまっています(-_-;)

こちらは螺旋状の滑り台か階段か。横になって打ち捨てられています(T-T)

さらには川もないのになぜか茂みに突っ込んでいるボートなんてものまでありました…

CHECK

見所その4:施設に関係していたが、やがて打ち捨てられた廃屋・廃材も存在している。

廃屋・廃材に感じるロマンっていうのもアリね!

「北大路コレクション」とは?

この謎の「北大路コレクション」とはいったい何なのか?

帰宅して調べたところによると、その手がかりは、価格.comにおけるテレビ紹介情報の別冊アサ(秘)ジャーナルの記録にありました。

この情報によると、こちらの施設は収集家で経営者でもあった北村達也さんという方が、東南アジアなどで買い集めた仏像や骨董品などを雑然と展示していた博物館だということで、スペースが足りなくなるたびにプレハブ小屋を建て展示場を増設していたそうです

その展示物である仏像や骨董品、化石など全部で約35000体はあったとのこと。

今はもう営業していない施設ですが、北村達也さんという一人の人間が自分の一生で何を考え、なぜこのような施設を作ったのか思いをはせてしまいました。

CHECK

かつて北村達也さんという方が集めた仏像や骨董品を展示する博物館だった。

こんな浜松の山奥に博物館を開いて大量の物品を展示していた北村達也さんって、いったいどんな人だったんだろう。

追記 (2022/12/17)

コメントでodukaさんより、かつて北大路コレクションは浜松市の解体会社 美興の社長が運営していたという情報をいただきました。それをもとに調べたところ、美興の創業者は北村達也さんということがわかり、北大路コレクションの運営者情報により迫ることができました。(北村達也さんは2018年にお亡くなりになっているようです。)

また、odukaさんが訪問した際、螺旋階段を上がった先はガラス張りの展望室になっていたということです。貴重な情報ありがとうございました!

まとめ

今回紹介した北大路コレクションは、珍スポットの中でもかなりマニアックな部類に入ると思います。

アクセスが悪くて施設自体も営業しておらず、大量かつ多様な石像と巨大マンモス、廃屋と、人によって好みが分かれるものばかりであるため、よっぽどの物好きでもない限りわざわざ訪問しなくてもよいと思います。

ただし登山道の途中にあるため、登山ついでに石像など見物してみるのは良いかもしてません。

浜松の奥浜名湖に残る博物館的施設のロマン、興味がある方は登山のついでにでも見物してみては!?

まとめ
  • 北大路コレクションは、尉ヶ峰の登山道の途中にあるが、現在は営業していない。
  • かつて北村達也さんという方が集めた仏像や骨董品を展示する博物館だった。
  • 見所その1:日本の仏像とは異なる雰囲気とユニークな特徴を持つ石像群がある。
  • 見所その2:巨大マンモス像も何体かあり、今にも動き出しそうな迫力がある。
  • 見所その3:石像や巨大マンモス以外の他のものを展示するための会場があった。
  • 見所その4:施設に関係していたが、やがて打ち捨てられた廃屋・廃材も存在する。

一般的な観光地では満足できない私にとっては、最高に刺激的な話だったわ。

訪問日:2021年11月14日

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詳細情報

施設情報
  • 住所  :静岡県浜松市北区引佐町奥山653-280

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 北大路コレクションには以前(営業していたころ)行ったことがあります。浜松市の解体会社 美興の社長(当時)が運営していました。もう閉館していたんですね。螺旋階段を上がって行った先にあるガラス張りの展望室で景色を眺めた記憶があります。

  • odukaさん、非常に貴重な情報ありがとうございます!早速記事内容に情報を追記させていただきました。
    調べたところ、運営していた浜松市の解体会社 美興の社長が北村達也さんのようです。
    施設は残念ながらもう閉館してしまっています。運営していた際に訪問できたなんて羨ましいかぎりです…

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