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その巨大さは日本一!浜松市天竜区の春野町に鎮座する秋葉の大天狗面

富士山、東京タワー、高層ビル、万里の長城、ピラミッド、、etc。

大きいということは、それだけで人々の目をひきつける魅力となりえます。

そして、これは珍スポットにも言えることです。

何気ないものが常人には考えも及ばない意図で巨大になっているものを見ると、その慣れ親しんだものが日常環境から異化して、珍スポットファンをひきつけることになるのです。

今回はそんな巨大物体を有する珍スポットの例として、浜松市天竜区の春野町にあるという秋葉の大天狗面について紹介します。

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目次

遠くを見すえる巨大な赤顔

浜松市街地を通る国道152号から362号を経由し、大天狗面があるとされる浜松市春野文化センターへ向かいます。

国道362号の途中に、天狗の絵とともに秋葉天狗街道と記載された看板がありました。

この地域と天狗には何らかの関係があることがわかります。

しばらく走ると、大天狗面があるとされる浜松市春野文化センターへ着きました。

日々の喧騒から離れた山や川などの自然に囲まれて、とてものどかなで落ち着いた場所です。

春野文化センターも特におかしなところもなく、普通の公共施設といった感じです。

ここで視点を少し、正面の駐車場の方へ移してみます。

∑(๑ºдº๑)!!

駐車場の方には、噂の大天狗面と思われる白い眉・髭を有した赤い顔がこちらを向いています

手前にある車と比較すると、その巨大さが一目瞭然です。

期待に胸を高鳴らせつつ、赤い顔の方へ向かいます。

近くまで来て確信します。これが噂の大天狗面です

白い眉・髭に目を吊り上げ、口をムッと引き締めた長い鼻の赤顔。

どこか遠くを見つめるようでいて、すごい威厳と存在感です

天狗の前にオートバイを停車し、記念に撮影します。

天狗の正面顔を堪能したあと、いろいろな角度から天狗を見てみます。

さらに近く

天狗正面から見て右方の方へまわってみます。

横から見ると、正面から見た時より天狗の鼻が長いことがよりよくわかります。

まあ天狗なので、鼻が長いのは当然ですね。

また、正面から見たときに顔の輪郭を囲っていたものは、頭襟を固定する紐でした。

今度は天狗の鼻の真下へ来てみますが、にょきっと伸びた鼻と大きな顔でこれまたすごい圧迫感。

きちんと鼻の孔まで作られていることがわかります。

真横へまわってみますと、三角柱の物体に大天狗面が取りつけられていて、どのようにして巨大面の立脚ならぬ立顔が可能になっているかわかりました。

顔の後ろがこのようになっているとは。。

近くの案内によると、縦8m、横6m、鼻の高さ4mにも及び、日本一大きい天狗面であるということ。

まさか、浜松の山奥にこんな巨大な天狗面があるなんて。。

普段想像さえしないような巨大な天狗面は、珍スポットファンの興味をひきつけてやみません。

なぜ天狗が?

この巨大な天狗面自体は、1985年に神戸市で開催された「全国都市緑化フェア・コウ ベグリーンエキスポ85」に出展されたもので、その後、天狗との関わりが深い春野町が譲り受けたということです。

では、なぜこの地域は天狗にゆかりがあるのか。

それは、この地域に古来から存在する秋葉神社と関係があります。

秋葉神社に祀られている秋葉権現は、古来から火消の神として知られ、全国各地で信仰を集めていました。

秋葉山にたつ秋葉神社上社
秋葉神社上社からの眺め

東京の秋葉原を初めとして、日本各地に秋葉の地名などが残っていますが、それはこの秋葉神社に対する全国各地の信仰の名残とされています。

そのような秋葉権現の姿が烏天狗の姿をしていたことから、この地域と天狗が深く結びつくようになったと言われています

大天狗面近くにたつ天狗の由来説明。

実は、大天狗面に来るまでの362号線沿いには、他にも天狗に係るオブジェがあります。

こちらは秋葉神社下社から川を隔てた対岸にある天狗の巨大下駄です。

顔面だけでなく、下駄も巨大化されているのですね。。

下駄のすぐ手前には、秋葉山の天狗や下駄に係る説明があります。

かつて京の御所で火事があった際に、秋葉権現が大天狗となって駆けつけて火消をし、それ以来火災のあるたびに火難から人々を救ったという伝説。

そして、秋葉権現が東西南北に飛来する際に残した下駄の跡から、この巨大下駄は作成されたということです。

巨大な下駄の上にはちょこんと天狗が乗っていました。

下駄の巨大さとは対照的に天狗は小さく、どこか幼そうな表情をしながら遠くを見つめているようにも見えます

我々人間に火災の脅威が忍び寄っていないか、この場所から見守ってくれているのでしょうか。

秋葉山の文化から感じるロマン、興味がある方はぜひ秋葉の大天狗面へ!

訪問日:2020年5月17日、2022年7月24日

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