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【埼玉県行田市】八幡山古墳-関東の石舞台とも呼ばれる巨大な石室の内部とは?

古墳とは、日本の古墳時代(3~7世紀頃)に王や豪族を埋葬するために造られた墳墓です。

その古さから遠い存在と思われがちですが、実は全国には15万基以上存在するといわれており、コンビニの店舗数を大きく上回ります。

しかし古墳の中には、教科書で見るような地味なイメージとは異なり、思わぬ非日常体験ができる場所も存在します。

今回紹介するのは、そのような珍スポットのうちの1つである八幡山古墳。果たしてそこでは、どのような光景が広がっているのでしょうか。

教科書で見た印象だと、古墳ってそこまで驚く要素はなかったと思います。

ろまん

ところが古墳の中には、少し驚きの経験ができる珍スポットとして存在しているところもあるのよ。

目次

関東最大級の石室をもつ巨大古墳

今回の珍スポット・八幡山古墳は埼玉県行田市にあります。関東最大級の石室を持つ古墳とのことで、期待を膨らませながら東京の自宅からオートバイで目的地へ向かいます。

公園にある古墳

東北自動車道の羽生ICから20分ほど走ると、目的の古墳がある八幡山公園に到着しました。周りは事業所や倉庫が立ち並んでいるのが印象的です。

一方で、公園の奥には今回のお目当てである巨大な石室らしきものが見えており、期待が高まります。

入り口にも「県指定史跡 八幡山古墳」と彫られた立派な石標が立っており、この場所に八幡山古墳があるんだという実感が湧いてきました。

公園の中を進んでいくと、古墳の姿がだんだんと明らかになってきます。この横からの光景だけでも十分存在感がありますが、正面入り口はさらに驚きでした。

∑(๑ºдº๑)!!

なんと、巨大な古墳の正面はがらんと大きな空洞が開いており、鉄格子の扉も大きく開いていました。そう、この八幡山古墳は中に入ることができることでも有名な古墳なのです…!

周囲の案内板や記念碑

付近には案内板が立っており、下記のように説明されておりました。

埼玉県指定史跡
八幡山古墳石室
八幡山古墳は、この周辺に広がる若小玉古墳群を代表する古墳で、7世紀前半に造られた直径約80メートルの大型の円墳と推定されています。
昭和9年に、約2km東にあった小針沼埋め立てのために古墳を崩した際に、石室が現れ、翌年には発掘調査が行われて、前・中・後室の3室からなる推定全長16.7mの巨大な石室であることが明らかになりました。その後、昭和52年~54年に発掘調査と復原整備が行われて現在の姿になっています。
発掘調査では最高級の棺である漆塗木棺の破片や銅鏡など豪華な遺物が発見されており、この古墳に葬られていた人物がかなりの権力者であったと考えられることから、この古墳を「聖徳太子伝暦」に登場する武蔵国造物部連兄麻呂の墓と推測する説もあります。
なお、この石室は奈良の石舞台に匹敵する巨大な石室であることから、「関東の石舞台」とも呼ばれています。
令和5年9月
埼玉県教育委員会
行田市教育委員会

全体は直径約80メートル、石室は16.7メートルと数字からも巨大な古墳であることもがわかりますね。「関東の石舞台」とも呼ばれるのも納得です。

また案内板以外には、埼玉県指定史跡として、八幡山古墳に関する記念碑が2つも立っていました。この古墳がこの地域でいかに貴重なものとされてきたかをうかがい知ることができますね。

石室の外観

石室の内部に入る前に、その外観をじっくりと観察していきます。大きな石や小さな石、平たい石や丸い石など、石室を構成している石は様々ですが、1つ1つがしっかりと組み合わさっているのがわかります。

このように、はるか昔の人々が重くて大きな石を1つ1つ積み上げて巨大な古墳を築いたと思うと、とてもロマンを感じます。

石室内部

外観を一通り見たところで、今度は古墳の石室内部へと入っていくことにします。入口から内部を覗くと、奥まで石造りの空間が続いており、思わず探検気分になってしまいました。

入口付近には八幡山古墳に関するパンフレットも置かれていました。また石室内部は進んでいくと自動的に照明がつくようになっており、観光地として整備されていることも見て取れます。

1つ先の部屋へと進むと、両脇には祠のような石造物が安置されておりました。「八幡大神」「仙元大菩薩」と彫られており、古墳が単なる史跡ではなく、信仰とも関わりのある場所であったことを感じさせます。

さらに1つ先の部屋へと進んでいきます。ゴツゴツした外観とは異なり、石室内部は比較的平らな壁面となっているのが不思議な印象でした。様々な石を積み重ねているにもかかわらず整然としており、当時の高い技術力を感じます。

そして、最奥の部屋へと到達しました。こちらもたくさんの石がパズルのように組み合わさっており、巨大な石室とは思えないほど整然とした壁面が印象的でした。

よく見ると石と石に隙間ができており、そこから日光が差し込んでいるところもありました。こうした部分からは、最新技術で造られた建造物とは異なる、古代遺跡ならではの味わいを感じます。

このように内部にいると、まるではるか昔へタイムスリップしたかのように、古代遺跡の雰囲気を感じることができる石室でした。

その他の公園施設

八幡山古墳がとても印象的な公園ですが、園内には通常の公園でも見られるような施設も設置されておりました。

滑り台やジャングルジムなどの遊具もありました。少しくたびれている印象ですが、古墳を目当てに訪れた親子がこの遊具で遊ぶこともあるのでしょうか。

屋根のついた休憩スペースもありましたが、こちらに立っていた案内板がまた少し印象的でした。

なんと野宿をやめるように注意喚起していたのです。この立派な史跡が残る公園でも、過去には野宿が問題になったことがあるのでしょうか。

トイレもありましたが、残念ながら凍結による水道故障で使用できなくなっていました。訪問したのは2月だったため、かなり冷え込んでいたのでしょう。

ろまん

古墳の石室内で感じるロマン、素敵ね。

まとめ

今回紹介した珍スポット・八幡山古墳、いかがでしたか!?

関東最大級の石室を持つ古墳は、外観も内部も特徴的な構造となっており、はるか昔の人々の営みに思いを馳せることができます。巨大な石室や独特の雰囲気は見応えがあり、史跡でありながら珍スポットとしても十分楽しめる場所でした。

近くには「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」という全国屈指の規模の古墳群もあるため、週末にそちらと併せて訪問していみるのもよいかもしれませんね。

はるか昔の古墳から感じるロマン、気になる方はぜひ八幡山古墳に足を運んでみてください!

訪問日:2026年2月23日

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