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祖谷渓の小便小僧、高さ200mの断崖絶壁で谷底を睥睨する姿とは?(徳島県三好市)

小便小僧。テレビCMやバラエティなどにも登場する、日本でもなじみのあるあの愛らしく滑稽な姿は、わが国だけでなく世界各地に存在しているが、ブリュッセルに設置されている彫刻がその起源とされています。

由来については、ブリュッセルを爆破しようとした反政府軍の爆弾の導火線の火を、小便により消火して人々を救ったという少年の伝説などいくつか諸説あるということです。

そんな歴史ある小便小僧ですが、その姿からは想像もしないような場所に存在することで、見るものに不可思議な感情を呼び起こす例が国内でもいくつか報告されています。

そこで今回は、そのような珍スポットのうちの一つである祖谷渓(いやけい)の小便小僧について紹介していくこととしましょう。そこではいったいどのような非日常的光景が織り成されているのでしょうか。

小便小僧といえば、テレビCMなどでも見かけたりしますよね。

そんな小便小僧が場違いな場所にいることで珍スポット的な光景を織り成すことがあるの。今回はそんな珍スポットの紹介よ。

目次

日本三大秘境の一つ、祖谷

今回紹介する珍スポット・祖谷渓の小便小僧は、日本三大秘境の一つとされる四国・徳島県の祖谷(いや)にあります。この日は夏季休暇に四国一周をしようという大計画で、自宅の浜松から出発、淡路島経由で徳島県に入り目的地を目指します。

雄大な大自然の織り成す祖谷には様々な見どころがあり、筆者が訪問した日にもたくさんの観光客でにぎわっていました。せっかくなので、珍スポット以外にも立ち寄った観光スポットから祖谷の様子について見ておきましょう。

祖谷の蔓橋

祖谷の代表的な観光スポットのひとつとされるのは祖谷の蔓橋。シラクチカズラによりつくられた渓谷にまたがる橋は、ハンドメイドな見た目からして危うさが垣間見えており、橋を渡るときにはギイギイと音を奏でます。

長さは45m、水面から14mの谷にまたがる橋を渡るのはスリルあること間違いなし。国指定の重要有形民俗文化財に指定されているこの橋は3年に1回は架替が行われているということです。

この地域は平家の落ち武者伝説があることで有名ですが、一説によると平家の落ち武者が追手から逃れるためにいつでも切り落とせる蔓橋をつくったという話があります。

大歩危

また、祖谷の代表的な観光スポットとして有名なのは、断崖の渓谷美を呈している大歩危があげられるでしょう。国指定の天然記念物とされている景勝地として見事な大歩危は多くの訪問客でにぎわっていました。

筆者はこの日、道の駅大歩危からその渓谷を眺めましたが、流水により生み出された奇岩とその間を流れる川の美しい光景は見る者の目を奪ってしまうほどのものでした。

川水の色はこのようにエメラルドグリーンで、川底が見えるほど透き通っておりました。

CHECK
  • 四国・徳島県の日本三大秘境のうちの一つとされる祖谷(いや)は、その深い渓谷と結びついた蔓橋や大歩危など多くの見どころがあり、休みなどは多くの観光客でにぎわう。

岐阜県白川郷、宮崎県椎葉村と並んで、日本三大秘境の一つなんだね。

祖谷渓の小便小僧

祖谷の代表的な観光スポットをいくつか見た後で、いよいよ本記事の目的である珍スポットを見ていきましょう。

ナビに従って目的地へ着くとそこには断崖絶壁にたつ子供くらいの小さな人影が見えます。あんな高いところに立って危ないではないか、注意してやろうと思い人影に近づくと、そこには信じがたい光景が筆者を待ち構えているのでした。

∑(๑ºдº๑)!!

小便小僧!?そう、断崖絶壁の上に立っていた小さな人影は、なんとあの小便小僧なのでありました。そう、これこそ今回珍スポットとして紹介する祖谷渓の小便小僧なのです。

断崖絶壁に小便小僧という異分子が紛れ込むことで織り成される光景は、見るものに不思議でシュールな気持ちを呼びおこすこと間違いなしでしょう。

徳島県観光情報サイトによると、1968年に徳島県の彫刻家、河崎良行氏が制作したものであり、谷底までの高さは200mもあるということです。

由来としては、その昔、子供や祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、像のある岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたというのが一説としてあるようです。(徳島県観光情報サイト 阿波ナビ 小便小僧)

この圧巻の光景を見た観光客はある種の畏敬や感謝の念を呼び覚まされるようで、小僧の後ろにはたくさんの投げ銭がされておりました。筆者も小僧に畏敬の念を込めて5円玉を投げ銭、チャリーン。

CHECK
  • 祖谷には断崖絶壁の上にたつ祖谷渓の小便小僧という珍スポットがある。
  • 1968年に徳島県の彫刻家、河崎良行氏が制作したものであり、谷底までの高さは200mもある。
  • 一説として、その昔、子供や祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、像のある岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたというのが由来とされる。

可愛いらしい小便小僧が絶壁の上に立って用を足す光景は、これぞ珍スポットと呼ぶにふさわしいわ!

まとめ

今回珍スポットとして紹介した断崖絶壁の上にたつ祖谷渓の小便小僧、いかがでしたか?

日本三大秘境のうちの一つとされる祖谷において、大自然の渓谷の上に異分子としてぽつねんと立つ小便小僧から織り成されるシュールな光景は、見るものにワンダーな気持ちを呼び起こす珍スポットだったのではないでしょうか?

前半で説明したように祖谷にはたくさんの見どころがあるため、観光の一環として小便小僧を選択の視野に入れるのは大いにありと言えるでしょう。

日本三大秘境の一つである祖谷のシュールな光景から呼び起こされるロマン、気になる方はぜひ祖谷渓の小便小僧に会いにいきましょう!

まとめ
  • 蔓橋や大歩危など多くの見どころがある日本三大秘境の一つである祖谷には、断崖絶壁の上にたつ祖谷渓の小便小僧という珍スポットがある。
  • 1968年に徳島県の彫刻家、河崎良行氏が制作したものであり、谷底までの高さは200mもある。
  • 由来としては、その昔、子供や祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、像のある岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたというのが一説としてある

訪問日:2021年7月23日

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